ライダーのオシャレアイテム! レザーのお手入れポイントとは

グローブやジャケット、パンツなど、バイク用のレザー製アイテムは数多く販売されています。そんなレザー製品を長く使用するためにも、どのような点に注意して手入れをすれば良いのでしょうか。

レザー製アイテムのお手入れポイントは?

 グローブやジャケット、パンツなど、バイク用のレザー製アイテムは、数多く販売されています。それらを長く使用するためにも、どのような点に注意してお手入れをすれば良いのでしょうか。

レザーアイテムをオシャレに着こなすイメージ
レザーアイテムをオシャレに着こなすイメージ

 レザージャケットやパンツなど、ウェアのお手入れは、1週間に一度を目安にブラッシングすることが需要です。バイクに乗っている間ウェアは常に外気にさらされ、排気ガスや土埃などが付いています。そういった汚れを払うために、ブラッシングは欠かせません。

 ジャケットはハンガーにかけた状態で豚毛や馬毛のブラシまたは、乾いた柔らかい布で優しくなぞるようにブラッシングしましょう。その際に、ステッチ部分などホコリのたまりやすい溝となっている部分も、しっかりとブラッシングすることがポイントです。また、レザー製品は乾拭きをすると革の油分が染み出す性質を持っているため、定期的に乾拭きすることでレザー表面にツヤが出てきます。

 また、襟袖周りなど皮脂汚れがつきやすい部分は、固く絞ったタオルなどで拭くことで、染み汚れやカビの対策となるのでおススメ! ツーリングでウェアが汚れてしまった場合は、汚れの種類に合わせたお手入れを、おこなうことがポイントです。

 例えば、オイルなど油性の汚れがついた場合は、柔らかい布で乾拭きしましょう。そして、汚れた部分に保革油というレザー用のオイルやクリームを塗り込み、汚れとなじませてから乾いた布でふき取る必要があります。

 泥汚れの場合は、よく絞った濡れタオルで泥を拭き取ってから、乾いた布で拭くと良いでしょう。また、革製品は水には弱いため、しっかり拭いて乾かすことが大切。タオルで水気をふき取ってから、陰干しで乾燥させることがおススメです。加えて、内側に新聞紙などを入れると型崩れを防げるほか、より乾燥しやすくなります。

 早く乾かしたいからといってドライヤーや乾燥機などの熱乾燥機を使用すると、レザーが収縮する可能性が高まる原因に。また、太陽光に当てた場合も同様に収縮してしまう可能性があるほか、変色する危険性もあるため、必ず陰干しで乾かしてください。

通常のケアに加え、年に1、2回はオイルアップもおこなうと、レザー製品のツヤを維持することができます
通常のケアに加え、年に1、2回はオイルアップもおこなうと、レザー製品のツヤを維持することができます

 完全に乾く手前でオイルを塗り、油分を補給させることも重要。この場合、しっかりと乾燥させた後に乾いた布で余分なオイルをふき取ることも忘れないでください。さらに、これらの通常のケアに加え、年に1、2回はオイルアップもおこなうと、レザー製品のツヤを維持することができます。

 レザーは乾燥して油分が不足してくると、表面が割れたり固くなってしまいます。一度割れたレザーは元には戻らないため、柔軟で美しいツヤを維持するためには、定期的なオイルアップが必要です。

レザーの美しさを保つ! オイルアップの方法とは

 オイルアップの大まかな流れとしては、まず最初にレザーの表面についた汚れや埃を落とします。これは普段のお手入れと同様に、ブラシや布を使用すると良いでしょう。 汚れを落とし終わったら、レザー専用のオイルまたはクリームを塗り込んでいきます。

ライダーの安全を守るレザー製ライディンググローブ
ライダーの安全を守るレザー製ライディンググローブ

 塗り込む際は、布やスポンジに取って使用するか手で直接塗り込みましょう。この時、厚く塗りすぎると革が変色してまったり、カビの原因になる可能性もあるので、少しずつムラにならないように塗りこんでいくのがポイントです。

 オイルかクリームを塗り込んだ後は、乾いた布で塗った面を拭けば、オイルアップは終了。もっと入念にお手入れをしたい人は、最後にレザー製品専用の防水スプレーでコーティングすると汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。また、保管する際はアームが太目のハンガーを使用すると、型崩れしにくくなります。シーズンオフでしばらく着用しなくなる場合は、できるだけ通気性の良い場所で保管することを心がけましょう。

 レザー製品の基本的なケアのポイントとして、普段は乾燥した状態でケアをおこない、年に1、2回ほどオイルを使用して保湿することが挙げられます。

 表面についた皮脂汚れや保革油、レザー自体がカビの栄養になりやすいことなどから、白カビを発生させないように注意しましょう。もし白カビが発生してしまった場合は、クリーニングに出すか自宅でレザー専用のカビ取り洗剤を使用して洗うことも可能。洗って乾かした後は、入念にオイルで保湿することも忘れてはいけません。

 白カビはレザー製品の表面に発生するため、比較的ケアしやすいトラブルではありますが、カビは根を張ることから再度発生する可能性もあります。そのため、皮脂汚れや湿気に注意しながら、風通しの良い場所に保管するようにすることが重要。

基本的にレザー製品は水洗いできませんが、カビが生えた場合やグローブに関しては、肌に直接触れて汚れやすいことから、洗って清潔さを保つこともひとつのケア方法です
基本的にレザー製品は水洗いできませんが、カビが生えた場合やグローブに関しては、肌に直接触れて汚れやすいことから、洗って清潔さを保つこともひとつのケア方法です

 ちなみに、基本的にレザー製品は水洗いできませんが、カビが生えた場合やグローブに関しては、肌に直接触れて汚れやすいことから、洗って清潔さを保つこともひとつのケア方法。レザー製品を洗う際は、専用の洗剤を使用すると良いでしょう。

 洗った後はタオルなどで水気をしっかりと拭き取り、乾燥中に生乾きの状態で一度グローブをはめ、レザーを伸ばすのがポイントです。その後はジャケットと同様に、レザー専用のオイルやクリームでしっかり保湿してください。

履けば履くほど味が出るレザーブーツ
履けば履くほど味が出るレザーブーツ

 ブーツに関しても、汚れを落として保湿という基本のお手入れは、ジャケットやグローブと変わりません。靴墨を使用すると質感が購入時と変わる場合もあるため、染料入りのレザークリームを使用する方が良いでしょう。

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 レザー製品は、他の素材に比べて比較的高価な傾向がありますが、適切に手入れをすることで、長く使用できるという長所も持っています。今回紹介した方法を参考にして、お手入れに手間と時間をかけてみるのはいかがでしょうか。

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