ホントに初心者でも参加可能!? カワサキ主催の「Ninja ZX-25R」ワンメイクレース参戦レポート! 公式予選編

レース初心者の女子ライダーが、カワサキが2021年にスタートさせた「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」の最終戦に参戦! そのレポート第3弾、公式予選編です。

遂に来てしまったレース当日は雨予報

 レース初心者の筆者(先川 知香)が、カワサキが2021年スタートさせた「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」の最終戦に参加。レース前におこなわれた、公式予選の様子をレポートします。

カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選前の筆者(先川 知香)。あいにくの天気模様に不安がよぎります
カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選前の筆者(先川 知香)。あいにくの天気模様に不安がよぎります

 レース当日は、まさかの曇り。しかも、夕方には雨が降る予報でした。前日が晴天で、バイクに乗るにはかなりいいコンディションだったため、一気に気温が下がったうえに、いつ雨が降り出すかも分からない状況に、私のビビリミッターは全開。不安すぎて、もうレースに出ない方がいいんじゃないかと、リタイアが脳裏にチラつきます。

「普通のツーリングでも雨は怖いのに、雨のなかでレースなんて絶対に無理」

 そんな気持ちで、まずは公式予選に挑みました。予選は9時40分から、15分間の計時予選。この15分の間に好きなだけ走って、ベストタイム順にレースでのグリッドを決めるというものです。

カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選に挑む筆者(先川 知香)
カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選に挑む筆者(先川 知香)

 私はビクビクしながらも、予選開始と同時にコースイン。前日の少し汗ばむような暖かさとは打って変わって、肌寒いぐらいの気温にさらに不安になりながらも、恐る恐るアクセルを開けていきました。

 サーキットではよく、冬は路面温度が低いため、タイヤが温まりにくく、急にアクセルを開けるとグリップを失って転倒するなんて話を聞きますが、公道ではかなり無茶な運転をしない限り、気温の差によるグリップの違いを、転倒するというレベルまで感じることはありません。

カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選に挑む筆者(先川 知香)。Ninja ZX-25Rでの走行はこの日が2日目でした
カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」公式予選に挑む筆者(先川 知香)。Ninja ZX-25Rでの走行はこの日が2日目でした

「タイヤが冷えてると、どれぐらい無理ができないんだろう?」

 理論上でしか知らない知識が、さらに私の恐怖心を増幅させて、結果はもちろんダントツのビリ。それどころか、トップタイムの120%以内という予選通過の基準すらクリアできず、予選落ちとなります。

カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」が行われたツインリンクもてぎ
カワサキ「Ninja ZX-25R」のワンメイクレース「Ninja Team Green Cup」が行われたツインリンクもてぎ

 とはいえ、Ninja Team Green Cupは初心者の参戦歓迎を謳うイベントレース。レースへの参戦を希望する嘆願書を提出することで審議の上、決勝のグリッドに並べることになりました。
 
 タイム的には予選落ちと聞いた時、実はホッとしていたのは、ここだけの話。周りとのタイム差がかなりある状態にも関わらず、レースに出られることが決まった私は、決勝の時間に向けてドンドン真っ暗になる空に向かって「お願いだから降らないで~」と、憂鬱な気持ちで願い続けるしかありませんでした。

 そして、遂に決勝レースがはじまります。

【画像】雨予報にビクビクの「Ninja Team Green Cup」公式予選の様子を画像で見る(8枚)

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