自走で行ってもサーキット走行は楽しめる? MotoEライダー大久保光のバイクあそび
バイクの楽しみ方全部盛りの1日
サーキットを走行するにあたり、自走してきたバイクでは、少し準備をしなければならないことがあります。

まず、ミラーを取り外さなければなりません。その際の工具等は、桶川サーキットで貸してもらうことができます。
それからヘッドライト、ウインカー等にテープを貼ります。これは、万が一転倒した際にライトなどが破損して、サーキットに飛び散ることがないようにするためです。

貼るテープはビニールテープ等、入手しやすいもので問題は無く、テープは持参、もしくは事務所で購入することができます。
詳しくは、サーキットの事務所に初心者向けのパンフレットが用意されているので、そちらを参考にしていただければと思います。
その他、タイヤの空気を入れることが出来るコンプレッサーやエアゲージ付きの空気入れも用意されています。
走行時間は1時間の内、最初の30分がミニバイク、後半の30分が大型バイクとなっているので、排気量250㏄のNinja ZX-25Rは大型バイク枠に該当。また、走行する台数によっては走行時間のなかで、ラップタイムを基準としたクラス分けがおこなわれることも。その際は、ミニバイクのなかで2クラス、大型バイクのなかで2クラスの走行枠となり、各クラス1本15分となるので、来場時に確認するようにしましょう。
今回は、走行台数が少なかったため30分間。私の走行は、10時30分から始まりました。
まず、コースイン直後はタイヤも冷えた状態なので、時間をかけてゆっくりとタイヤを温め、徐々にペースを上げていきます。

普段のトレーニングであれば、タイヤウォーマー(タイヤを温める装置)を使って1周目からペースを上げて走りますが、今回は街乗り仕様のバイクな上にタイヤウォーマーもなく、ストリートタイヤ装着車という条件なので、細心の注意を払っていきました。
自分のなかでタイヤがしっかりと機能していることを確認できた後は、バイクのバンク角を徐々に増やし、ある程度のペースで走行を続けることができました。
やはり、サーキット走行も楽しいものです。転倒もなく無事に午前中の走行を終えると、再びミラーを取り付けて、ライトにつけたテープを剥がし、サーキットを後にしました。
本来なら、そのまま帰宅する予定でしたが、サーキットスタッフの皆様に強く勧められたこともあり、ちょっとお昼ご飯を食べに寄り道をすることに。サーキットを出てから3kmほど走ったところに、「そうま水産」という海鮮料理レストランがあるとのことで、そちらに立ち寄ることに決定。「埼玉なのに、海鮮もの?」と、疑問に思った人もいると思いますが、なかなか雰囲気の良いレストランで、お昼時ということもありほぼ満席状態でした。

お得なランチメニューも用意されていて、そのなかで気になったのは「漁師の昼メシ」という名前の定食。値段も1100円とそれほど高くなかったので注文してみると、お味噌汁とご飯はセルフでお代わりし放題という大サービス。
実際に注文した定食が届くと、びっくり! とても量が多いではありませんか!

山盛りになった海鮮丼とお魚のフライを見ているだけで、さらに食欲がそそります。走行後ということもあり、お腹が空いていた私は、そのまま夢中で食べて気がつけば完食していました。
少し食べ過ぎた感はありましたが、家に帰るまでの距離と時間が考えれば悪くないと思いながら、そうま水産を後にして帰路につきます。
気軽にツーリングをして、そのままサーキット走行も楽しめ、美味しいご飯も楽しめるという、充実した1日となりました。
皆様も、ツーリングの目的地をサーキットに定め、ツーリングがてらサーキットでのスポーツ走行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後になりましたが、今回の企画に協力してくださったテルル桶川スポーツランドの皆様、本当にありがとうございました!