カワサキ・レーシング・チーム ヘレス・サーキットのウインターテストで好タイムを記録
スーパーバイク世界選手権に参戦するカワサキ・レーシング・チーム(KRT)は、スペインのヘレス・サーキットでウインターテストを行いました。テストに参加したジョナサン・レイ選手、アレックス・ロウズ選手ともに好感触を得たようです。
王者奪還にむけKRTが始動
スーパーバイク世界選手権に参戦するカワサキ・レーシング・チーム(KRT)は、スペインのヘレス・サーキットでウインターテストを行いました。
長4.423kmのヘレス・サーキットで行われたウインターテストではJ・レイ選手が最速タイムを記録。A・ロウズ選手はテストの両日とも午後に走行し、初日はNinja ZX-10RRのフロントエンドのセットアップを中心に行い、最速のペースを記録しています。
テストを終え、J・レイ選手、A・ロウズ選手は次のようにコメントしています。
■ジョナサン・レイ選手
「タイムや順位は、この時期にはあまり重要ではありませんが、マシンに戻れて本当によかったです。12月のテストでは、バイクのフィーリングも良く、とても速かったですが、オフシーズンに家で休暇を過ごしていたため、体力的にはあまりよくなかったです。
でも、クリスマス前にコーチと一緒に冬のトレーニング・プログラムを始めてから、バイクのフィーリングはずっと良くなりました。すでにレースのシミュレーションも行いました。
バイクには新しいアイテムがいくつかあるので、ロングランでそれをテストする必要があります。でも、それが終わってみると、とても前向きな気持ちになれたんです。シャシーもいくつかテストしましたし、ピレリも新しいタイヤを用意してくれました。
電子部品もいくつか新しいものがあったので、これからまた別のサーキットで再テストを行う必要がでしょう。2月の初めにはポルティマオに戻る予定です。そこでは、2022年バージョンのNinja ZX-10RRがどのように機能するかを見るのが楽しみです」。
■アレックス・ロウズ選手
「最終日は忙しかったです。今日はいろいろなことをやり遂げようとしましたが、午後になると簡単にはいかなかったです。あるものは良くなり、あるものはもっと注意が必要でした。
しかし、エレクトロニクス面では、これまで苦労してきたことを数歩さかのぼって前進させるという考え方もありました。そうした情報をみんなに伝えることができたのはよかったです。次のテストまでに、さらに一歩前進するために努力しなければなりませんが、いいテストになりました。
フロントのほうは、ショーワのフォークとシャシーのセッティングを変更しましたが、特にコーナー進入のフィーリングが良くなりました。次のテストでは、もう少しリアにフォーカスする予定ですが、マシンに戻ってくるのが楽しかったですし、チームとまた一緒に仕事ができたのも良かっです」。
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次回のKRTプレシーズンテストは、2月8日~9日にポルトガルのアルガルヴェ国際自動車レース場で開催予定です。