給油無しで長距離走行可能!? 燃料タンクが大きい125ccバイクランキング

燃料タンクが大きければ、一回で給油できる量も増えるので、航続距離も長くなるなどのメリットがあります。そこで、国内4メーカーの125cc現行ラインナップを燃料タンクの大きさでランキング。一体、どんな車種がランクインしたのでしょうか。

125ccでも遠出が可能!? 燃料タンクの大きい125ccバイクトップ5

 燃料タンクの容量が大きいと、その分多くの燃料を積むことが可能となり、燃費性能によっては数百kmを給油せずに連続走行できるというメリットにつながります。

 そこで今回は、2022年3月時点の国内4メーカー125ccラインナップのなかから、燃料タンクの容量が大きい5車種をランキング形式で紹介します。

ヤマハのLMWテクノロジーを採用した原付二種「トリシティ125」
ヤマハのLMWテクノロジーを採用した原付二種「トリシティ125」

 まず第5位は、ヤマハ「トリシティ125」です。トリシティ125の燃料タンク容量は7.2Lと大容量。一方で、WLTCモードでの燃費は43.6km/Lと、同クラスのなかではあまり低燃費とはいえないため、連続走行可能な距離は300kmあまりと、さほど長くはありません。

 それでも、同クラスの代表的モデルである「スーパーカブ C125」の約210kmよりは長距離走行が可能。日常的に使うモデルとして、また通勤・通学用として考えれば、それほど給油の心配をする必要はありません。また、前二輪による優れた安定性を持つ点も、トリシティ125ならではの長所です。

カワサキ「Z125 PRO」
カワサキ「Z125 PRO」

 第4位にランクインしたのは、カワサキ「Z125 PRO」です。燃料タンクは7.4Lと、前述したトリシティ125とほぼ同様ですが、燃費性能はWLTCモードで54.2km/L。Z125 PROが大幅に上回っており、ガソリン満タンでの走行可能距離は400kmに及びます。

 高いデザイン性と快適性が両立され、街乗からツーリングまで幅広い場面で走る喜びを味わうことが可能。

 車体がコンパクトな125ccのメリットも併せ持つZ125 PROは、カワサキ「KSR」の意志を受け継ぐモデルとして、あらゆるシーンでライディングを楽しめる1台といえるでしょう。

残すはベスト3! トップに輝くモデルとは

 第3位は、ホンダ「PCX」です。現行の125ccクラスでは3番目に燃料タンクが大きく、8.1Lの容量を誇ります。

ホンダ原付二種スクーター「PCX」
ホンダ原付二種スクーター「PCX」

 燃費性能はWLTCモードで47.4km/Lとなっており、燃料満タン状態では、380kmほど走行できる計算です。上質な乗り心地も特徴なので、PCXはゆったりとライディングを楽しめる万能スクーターといえるでしょう。

ホンダ「CB125R」
ホンダ「CB125R」

 第2位は、ホンダ「CB125R」です。タンク容量は10Lが確保されており、WLTCモードでの燃費は46.8km/L。450km以上もの距離を、給油なしで走れる計算となります。

 本格的な足回りをはじめ、走行性能も追求されたCB125Rは、125ccクラスを代表するスポーツバイクの1台として「バイクに乗ること」そのものの楽しさを感じることができるモデルです。

スズキ「GSX-S125 ABS」
スズキ「GSX-S125 ABS」

 そして第1位にランクインしたのは、11Lという大きな燃料タンクが備えられた、スズキ「GSX-S125 ABS/GSX-R125」です。WLTCモードで45.1km/Lという燃費性能を誇る両モデルは、計算上500km近くを無給油で走れる1台。

 なかでもGSX-S125は、GSX-R125譲りの「走る」、「曲がる」、「止まる」という基本性能が受けつがれており、街なかのスポーティなライディングからツーリングまで、幅広く楽しめます。

【画像】ホントに125㏄!? 大容量タンクが採用された原付2種モデルを画像で見る(12枚)

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