夏でも快適!? ツーリングで行きたい北海道の観光スポット5選
北海道は本州と比較して夏場の気温が低く、涼しい傾向にあります。そのため、避暑を目的に北海道でのツーリングを計画している人も多いのではないのでしょうか。どこで、北海道ツーリングの目的地にピッタリな観光スポットをまとめてみました。
夏におすすめ、北海道ツーリングにピッタリの観光スポット
北海道には梅雨がないため、本州の気候と関係なく夏を楽しむことができます。また、道内は非常に広く数多くの観光スポットがあるため、ツーリングにも最適な地域です。
そんな北海道ツーリングにピッタリの観光スポットを紹介します。

●地球岬
北海道の中南部に位置する室蘭市の観光スポットとして挙げられるのが、国内有数の景勝地として知られる地球岬です。
地球岬は「北海道の自然」1位にも選ばれるほどの人気スポットであり、連なる断崖絶壁の高さは100m前後に及びます。また、晴れた日に太平洋を一望できるほどの展望台をはじめ、さまざまな見どころがあります。
なかでも、岬の突端にあるチキウ岬灯台は海抜131mという断崖の上にあり、灯台の光は約44kmの遠方まで届くほど。毎年「海の日」などの祝日を中心に一般公開されているので、その日に合わせて足を運んでみるのも良いでしょう。
地球岬は道央自動車道の室蘭ICから14km、およそ35分で到着します。

●支笏湖
札幌郊外の千歳市にある支笏湖(しこつこ)の名前は、「大きな窪地」という意味のアイヌ語である「シ・コッ」に由来するといわれています。支笏火山の噴火によってできた陥没地にあるカルデラ湖で、千歳地域の水源として古くから貴重な存在でした。
最大深度約360m、平均水深は約265mと、秋田県の田沢湖に次ぐ深度を誇り、日本最北の不凍湖でもあります。さらに、透明度の高さから「支笏湖ブルー」と呼ばれる青色の輝きも見どころのひとつ。
加えて、周辺に広がる豊かな自然も魅力。温泉をはじめダイビングやカヌー、キャンプなどのアウトドアを楽しむこともできます。
支笏湖へのアクセスは、札幌市内から国道453号経由でおよそ約1時間15分。全国各地からのフェリーが停まる苫小牧からは、国道276号を経由して30分程度となっています。

●ファーム富田
空知郡中富良野町にあるファーム富田の歴史は、1897年制定の北海道国有未開地処分法に端を発します。
ファームには、ラベンダーを中心とした花々が園内を美しく彩り、ドライフラワーの展示スペースや資料館、ショップなどの施設も点在。ラベンダー刈り取り時期である7月から8月の間は、「蒸留の舎」でラベンダーからオイルが抽出される様子を実際に見ることができるなど、花の観賞以外も様々なコンテンツが用意されています。
アクセスは、道央自動車道の三笠ICを降りて道道116号線 国道38号線を経由し、国道237号線から園内駐車場に向かう経路が最適です。

●滝野すずらん公園
滝野すずらん公園は札幌市南区にある、道内で唯一の国営公園です。渓流ゾーンをはじめとする4つのゾーンに分かれた敷地面積は400ヘクタールに及び、季節の移り変わりとともにさまざまな花や森、遊びを満喫することができます。
なかでも、夏季を含むグリーンシーズンには、時期によってさまざまな花を楽しむことが可能で、野草や生物の観賞、トレッキングなどを体験することができます。また、オートキャンプ場や遊具などの設備も充実しており、老若男女問わずあらゆる人が楽しめる公園。
バイクで滝野すずらん公園へ行く場合は、道央自動車道の札幌南ICや国道453号線からのルートが良いでしょう。ちなみに、公園には渓流口、鱒見口、滝野の森口という3つの入口があり、それぞれ十分な台数の駐車場が確保されています。

●北竜町ひまわりの里
道の北西部に位置する雨竜郡北竜町(うりゅうぐんほくりゅうちょう)は、ひまわりを通じたまちづくりに力を入れており、北竜町ひまわりの里はその象徴ともいえる場所です。
ひまわり観光センター周辺の敷地は23.1ヘクタールという広さで、敷地内にはクルマイス対応の展望台もあります。また、7月中旬から8月中旬にかけておこなわれる、ひまわりまつりの時期は、200万本のひまわりが咲き誇ります。
国道275線沿いというアクセスも良好な立地で、24時間使用できるトイレも備えられた駐車場は、大型バスやキャンピングカーも含めて500台分確保されているため、ツーリングも安心です。
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北海道ツーリングではさまざまな観光スポットを訪れる楽しみもありますが、それ以上に大自然を駆け抜ける爽快感は格別。
今回紹介したスポットだけでなく、道内には多くの観光スポットがあるので、行程を決めず気ままに移動しながら、偶然たどり着いた場所を観光するというのもオススメです。