一体どこに貼るのが正解? バイクの車検ステッカー
車検に通ると、車検証とともに交付される車検ステッカー。一体どこに貼るのが正解なのでしょうか。
そもそも車検シールってどんなもの?
250cc以上のバイクは、新車の場合は3年後に、その後は2年に1度、車検を通すことが義務付けられています。
ディーラーやバイクショップでも車検はおこなっていますが、ユーザー車検を利用する人もいるでしょう。
その場合、車検ステッカーは所有者自身で貼ることになりますが、そもそも車検ステッカーとは、どのようなものなのでしょうか。

車検ステッカーは、車検を受けた車両が検査において保安基準に適合すると、自動車検査証とともに交付される、車検の有効期限が記載された4センチ四方の四角いステッカーです。
一般的に「車検シール」や「車検ステッカー」という呼称で親しまれていますが、正式名称は「検査標章」といいます。
道路運送車両法第109条によって、ナンバープレート上に貼り付けることが義務付けられているため、貼らずに公道を走行した場合は、「50万円以下の罰金 」を支払わなければなりません。

車検ステッカーはどこにどうやって貼ればいいの?
道路運送車両法施行規則第37条の3項によると、車検ステッカーを貼り付ける場所については、「運転者室又は前面ガラスのない自動車にあっては、自動車の後面に取りつけられた自動車登録番号標又は車両番号標の左上部に見易いように貼り付けることによって表示するものとする」と定められています。
つまり、自動車登録番号標又は車両番号標、いわゆるナンバープレートの左上の端が所定の位置となっています。
しかし、ナンバープレート上ならどこでもいいわけではありません。誤ってナンバープレートの文字や数字にシールをかぶせてしまい、ナンバープレートが読めなくなってしまわないよう、注意が必要です。
そもそも車検ステッカーは、そのバイクが車検に通っていることを証明するためのもの。そのため、他者が速やかに確認することができるよう、所定の位置に読みやすいように貼り付けることが重要となります。
なお、所定の位置以外に貼ると、違法車両と勘違いされる可能性もあります。快適に運転するためにも、必ず所定の位置にシールを貼るようにしましょう。
万が一車検ステッカーを破損や汚損、紛失してしまうと、バイクの場合は陸運局で再発行する必要があります。
その際、破損や汚損してしまった車検ステッカーも必要となるので、捨ててしまわないことも覚えておくと良いでしょう。
なお、紛失した場合は持参する必要はなく、「理由書(紛失届)」という書類に記入し提出すれば問題ありません。