全世代で自転車のヘルメット着用が「努力義務」に 正しく被って安全な走行を

自転車用ヘルメットは、正しく装着しなければ性能を発揮できず、ただの飾りに終わってしまいます。命を護る重要な装備のヘルメットについて、基本的な被り方について紹介します。

適切なサイズ選び、装着角度、あご紐も締める!

 万が一の事故の際に、自分や同乗している子供の命を守ってくれるヘルメットは、ロードバイクやマウンテンバイク(MTB)といったスポーツとして自転車に乗る人にとっては当たり前の装備になっていますが、まだまだ一般的には浸透しておらず、街中を走る程度なら被らない人が大半だと思います。

オージーケーカブトのアーバンスタイルの自転車用ヘルメット「CANVAS-URBAN MG」
オージーケーカブトのアーバンスタイルの自転車用ヘルメット「CANVAS-URBAN MG」

 自転車用ヘルメットの着用に、多くの人は「大げさでは?」「見た目が派手」「髪型が崩れる」「頭が蒸れる」「そもそも着用の義務はない」などを理由に「自分には関係ない」と思い込んでいるかもしれません。

 しかし2022年4月に道路交通法が一部改正され、これまで子供だけに限定されていたヘルメット着用の「努力義務」が全世代対象になりました。時期は未定ですが、大人も自転車に乗る際にはヘルメットを着用する必要があります。

 法律だからという理由ではなく、ヘルメットは自分の身を護るための装備なので、自転車に乗る際はヘルメットの着用を習慣にしましょう。

 ヘルメットの見た目に関しては、最近では街乗りでも違和感のないような、シンプルでシックなデザインもあり、また通気性の工夫やセットした髪が崩れることを防ぐ形状を採用した製品などもリリースされています。

 そしてお気に入りのヘルメットを手に入れたとしても、正しく被れていなければ意味がありません。間違った被り方ではノーヘル状態よりも悪い状況に陥ってしまう可能性もあります。そこで、自転車用ヘルメットの基本的な着用方法について紹介します。

 まず、ヘルメットを被った際に、ヘルメットの先端が眉毛の上に位置するよう合わせます。帽子のように前髪や額が露出する状態ではなく、また眉毛が隠れるほど深い状態でもありません。

 額や後頭部が露出した状態ではヘルメット本来の性能を発揮できず、また前方視界が狭くなってしまっては危険です。形状にもよりますが、ヘルメットが地面と平行になるように被るのが基本的なポジションです。それでも眉毛が隠れてしまう場合は、サイズが合っていないのかもしれません。

 多くの自転車用ヘルメットには後頭部に頭囲サイズを調整できるアジャスターが用意されていますが、サイズが適切ではない場合、いくら調整してもフィットしません。

 仮に、すでに手元にあるヘルメットが大き過ぎると気付いたとしても、焦って買い換える必要はありません。キャップやバンダナ、ヘッドバンドなどをヘルメットの下に着用することでフィット感を調整することも可能なので、一度試してみてください。

 次に、あご紐を苦しくならない程度に締めることが重要です。あご紐が垂れるぐらいの状態で被っている人を見かけますが、それではヘルメットを被っている意味が全くありません。

 万が一の際にヘルメットが外れる・ズレることになりますし、走行中に何かの拍子でヘルメットが前や後ろにズレて、急に視界が塞がれたり、あご紐が首を絞め、咄嗟の反応で自分自身が事故を発生させてしまう可能性もあります。あご紐は締めた際に、間に指1本入るくらいが理想です。

オージーケーカブトの帽子スタイルの自転車用ヘルメット「LIBERO(リベロ)」
オージーケーカブトの帽子スタイルの自転車用ヘルメット「LIBERO(リベロ)」

 基本的には、以上の2点に注意してヘルメットを被り、頭を前後左右に振ってズレなければ問題ありません。

 ただ、人間の頭の形は前後に長い「欧米型」や左右に少し長い「東洋型」などがあり、もともとのヘルメットの形状が自分の頭の形に合っていなければ気持ちの良いフィット感を得ることはできません。ヘルメットの購入はネット通販などでも可能ですが、実際に試着してから購入することをオススメします。

※ヘルメットの形状などによって、取扱い方法が変わることがあります。ヘルメットを購入した際は必ず付属の取扱説明書をチェックしてください。

【画像】いまどきの自転車用ヘルメットを見る(8枚)

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