ドゥカティ「ストリートファイターV4」ファミリー新型モデル 「ジョーカー」顔のスーパーネイキッドが更に進化
ドゥカティは大型ネイキッドモデル「ストリートファイターV4」ファミリーの新型モデルを公開しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
V4、V4S、V4 SP2
ドゥカティは大型ネイキッドモデル「ストリートファイターV4」ファミリーの新型モデルを公開しました。

2020年に公開され話題を集めたストリートファイターV4は、ドゥカティのフラッグシップ・スーパースポーツ「パニガーレV4」のフェアリングを取り除き、ワイドなハンドルバーを装備したスーパースポーツ・ネイキッドモデルです。
DCコミックス「バットマン」シリーズに登場する悪役である「ジョーカー」にインスパイアされたフロントマスクを採用するストリートファイターV4最新モデルでは最高出力153 kW (208 ps)/13,000 rpm、最大トルク123 Nm (12.5 kgm)/9,500 rpmを発揮する排気量1103ccのデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンを搭載。
新型パニガーレV4およびV4 Sで開発された、ギアごとに異なる新しいトルクカーブを採用したパワーモードロジックをストリートファイターV4用に調整して実装しています。
また、新しいフロントフレームとデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンは可能な限り覆わず、流線型で最小限のボディワークとすることでクリーンな外観と優れた空力性能を実現。
ブレーキングとコーナーエントリーの段階での安定性、精度、方向性を向上させるエンジンブレーキコントロール(EBC)EVO 2ソフトウェア、スロットルのパーシャル開度と完全開度の両方でシフトチェンジの流動性を向上させ、2つの状況に異なる方法で対応したドゥカティ・クイック・シフト(DQS)、冷却ファン制御のアップデートなども行われています。
なお、上位グレードとなるストリートファイターV4Sにおいては従来製よりも1.7kg軽量なリチウムイオンバッテリーやオーリンズ製の前後サスペンション、鍛造ホイール、最上位クラスのV4 SP2ではV4 Sに装着されているものよりも1.4kg軽量なホイールや、より優れた性能を生み出すSTM-EVO SBK乾式クラッチ、MotoGPおよびSBKのプレシーズンテストで使用されたドゥカティ・コルセのバイクからインスピレーションを得たカラーリングが採用されています。
新型ストリートファイターV4ファミリーの価格(すべて消費税10%込)はV4が268万9000円、V4Sが299万9900円、V4 SP2が415万5900円となっています。