美味しいアジフライを求めて走る旅 新東名「岡崎SA」で偶然出会った味に大満足
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。新東名「岡崎SA」で「あじあじセット」をいただきました。
高速道路で味わえる幸せ、中京圏はアジフライよりもエビフライか
美味しいアジフライを求めて走る旅、今回は関西某所で美女とカスタムハーレーの撮影からの帰り道、給油のため新東名「岡崎SA(NEOPASA岡崎)」(上り)に立ち寄りました。時間的にはちょうど晩飯時、ついでに筆者(増井貴光)の腹も満たそうとフードコートに入ります。

新東名高速道路は、2012年に「御殿場JCT」から「浜松いなさJCT」までが開通しました。開通したばかりだと思っていましたが、既に10年経っていることにビックリする筆者です。
「岡崎SA」は、「浜松いなさJCT」から「豊田東JCT」が開通した2016年に営業を開始しました。蛇足ですが、新東名は2022年4月に神奈川県の「伊勢原JCT」から「新秦野IC」が開通し、国道246号に直結したのを最近知って、わざわざ遠回りして走ってみた筆者でした。
話は戻って、フードコートに入ると空腹には堪らないお店が何軒もあって悩みます。名古屋コーチンの親子丼に八丁味噌ラーメン、名古屋名物の味噌カツと、悩みつつ歩いて行くと一番奥に「漁師食堂 三河丸」という海鮮系の店がありました。しかも「絶品アジフライ」と書いたノボリが立っています!

「中京圏はアジフライよりエビフライじゃないの?」 などと思いながらメニューを見てみると「長崎アジフライ定食」が! しかし、やはり主役は海老フライのようで「漁師の海老フライ定食」に「天然有頭海老フライ定食」、そしてそのデラックスバージョン(?)で「漁師の海老フライ定食DX」と「天然有頭海老フライ定食DX」まであります。「DX」には、アジフライと謎の「三河フライ」が乗っているようです。
じつは、筆者が「三河フライ」に気がついたのは帰宅後、写真を見返してから。店では確認できませんでしたが、ニギスのフライだそうです。
「DX」メニューにかなり心惹かれましたが、まだ300km走るのに揚げ物三昧は辛い……と、見つけたのが「あじあじセット」(1200円)です。長崎や天然などといった冠はありませんが、アジフライ(1枚)とアジ丼がセットで良い感じ、コレに決まりです。

しばらくすると「あじあじセット」が出来上がりました。まずはアジフライからいただきます。サイズは大きめ、厚みも普通以上。揚げ具合も良くサクサクの衣に身はフワッとした食感です。
ソース類はカウンターに置いてあり、タルタル、ソース、醤油から選べます。筆者は、いつも通りのソースです。しかし高速道路で脂の乗ったアジを使った揚げたてのアジフライが食べられるなんて、良い時代です。
アジフライを半分ほど食べたところでアジ丼に移ります。一口食べると「美味い!」 新鮮なアジの刺身を甘口の醤油で和えていると思われます。生姜も効いています。
バクバク食べ進み、アジフライ用にご飯だけ少し残して再度アジフライを堪能します。愛知県らしく赤味噌のみそ汁も美味しいです。お腹いっぱいで大満足の「あじあじセット」でした。

腹ごなしにサービスエリア内をブラブラします。愛知県の名産品がいろいろ売っていて楽しいのですが、満腹なので結局何も買わずに表に出てしまいました。さて、家まであと300kmほど、一気に帰ります!
Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110