軽量コンパクトな車体は好印象!ヤマハの原付二種スクーター『アクシスZ』に試乗します〜小野木里奈の○○○○○日和〜

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハの原付二種クラスの中で最大容量の収納を持つ『アクシスZ』の試乗記です。軽量コンパクトな『アクシスZ』の走りにも注目です。

マイナーチェンジされた「アクシスZ」に改めて試乗

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日は、ヤマハ『アクシスZ』の試乗記でございます。実は、約2年前にも『アクシスZ』を試乗したことがあるのです。その後も多くのバイクに試乗させていただき、改めて試乗する機会をいただきました。それでは、いってみましょう!

2022年にマイナーチェンジしたヤマハの原付二種スクーター「アクシスZ」に試乗します
2022年にマイナーチェンジしたヤマハの原付二種スクーター「アクシスZ」に試乗します

 私が試乗したカラーは、「マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)」です。この色は、以前のモデルから追加された新色となります。夜空を連想させる藍色がベースになっており、シンプルだけど欲しいという方がいそうなカラーリングだと思います。

 アクシスZをぐるりと眺めてみると、非常にシンプルで余計なものをできるだけ削ぎ落とした印象です。車両重量も100kgで、取り回しもストレスなくできると思います。車両重量は、バイクを購入する際にとても重要な点だと私は考えていて、取り回しのしやすさだけでなく、もし倒してしまった時に1人で起こす必要がある場面においても軽さは乗り手を助けてくれます。

 もちろん、バイクを倒さないことが重要ですが、「初心者などのバイクに慣れていない人はいつそのような状況になってもおかしくない」と私は思いますし、教習所のように毎回誰かが助けてくれるという状況は公道でありません。だからこそ、私は車両が扱いやすい重さであることは大切な点だと思います。これだけ扱いやすいサイズで軽量だと自宅スペースや出先での駐車もしやすいですし、とてもありがたいですよね。

全体的にシンプルでコンパクトなアクシスZに採用されたロングシートはタンデム走行に最適
全体的にシンプルでコンパクトなアクシスZに採用されたロングシートはタンデム走行に最適

「アクシスZ」は、原付二種スクーターの中でも全体的にシンプルでコンパクトな車両ですが、2人乗りをした場合でもゆったり座れる666mmのロングシートを装備しています。無駄を失くしていても快適に乗ってもらうために必要な箇所は余裕を持って設計されているんだなぁと感じます。

 コンパクトなスクーターは、タンデムすると走行中にどうしても窮屈な感覚で運転しがちなイメージが強かったので、このロングシートはとてもありがたい。ちなみに、アクシスZのシートは滑りにくい表皮を使用しているのだとか。

フロント部には、折りたたみ可能なフックを装備
フロント部には、折りたたみ可能なフックを装備

 シートの下は、容量が約37.5Lもある収納力の高さで、荷物の多い移動にも頼りがいがあります。また、足元にも荷物をかけることができるフックも装備されています。

大きなヘッドランプはインパクトがあり!
大きなヘッドランプはインパクトがあり!

 アクシスZに採用されている大きなヘッドランプはインパクトがあり、ギョロリとした一つ目小僧のようです(笑) ライトの形は表面がシンプルなので、中のランプが丸見えでとても目立ちます。メーターは、アナログ式でこちらもシンプルな表示なので、大切な情報も見落としにくいと思います。

 それでは、恒例の足つきチェックでございます!

シート高は770mmで身長160cmの私が乗るとベタ足ではありませんがしっかりと軽量な車体を支えることができます
シート高は770mmで身長160cmの私が乗るとベタ足ではありませんがしっかりと軽量な車体を支えることができます

 私(=身長160cm)が跨るとこんな感じです。シート高は770mmで、車両重量は100kgなので、ベタ足ではありませんがしっかり支えることができます。跨った時、改めてロングシートの座り心地の良さも実感しました。

 ステップがフラットなので、乗降や荷物をフックへかける時に足回りの邪魔が少ないのも好印象ですね。

いよいよ、エンジンスタートです!

 エンジンの音は穏やかでこの見た目から想像した通りでした。実際に走行してみると運転姿勢やフラットなステップのおかげでリラックスして乗ることができます。一方、気になるのはハンドルの反応がとてもゆるゆるでちょっと怖い印象があります。走行中の向かい風や自分の手元のブレがダイレクトにハンドルへ反応しているような気がしたのです。

リラックスできる乗車姿勢は、好感が持てる
リラックスできる乗車姿勢は、好感が持てる

 加速は、見た目以上に元気よく反応してくれてブレーキも乗り手の思った通りに操作できる点は、とても扱いやすいと感じます。コーナリングは、乗り手の体重移動にすっと反応してくれて、コンパクトだけどサクサクと乗り手の行きたい方向に向きを変えてくれる感覚があります。都内のように、細くてくねくねした道を走らなければいけない場面でも活躍してくれるでしょう。

『アクシスZ』の価格は、税込27万1700円(税込)
『アクシスZ』の価格は、税込27万1700円(税込)

『アクシスZ』の価格は、税込27万1700円(税込)です。私は原付二種スクーターの中では、手に入れやすい価格帯かなぁと思います。シンプルな一方、私自身がスクーターに一番求めてしまう収納力も十分にあるのでコスパはいいのではないでしょうか。

 気になる方は、是非試乗してみてくださいね。それでは、また来週の月曜日にお会いしましょう!

小野木 里奈 Rina Onogi

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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