有効な落とし方はある? バイクにこびりついた鳥のフン
バイクを屋外に駐車していると、いつの間にか鳥のフン汚れが付着していることがあります。すぐにでも愛車を洗車したいものですが、フン汚れは泥はねや水垢といった一般的な汚れとは洗車方法を変えた方が良いのでしょうか。
こびりついちゃった鳥のフン汚れを綺麗に落とす方法とは?
外出先でバイクを屋外に駐車している間に、鳥のフン汚れが付着していたという経験を持つライダーは多いと思います。鳥のフンは、泥はねや水垢などといった汚れよりも粘度が高いように思いますが、洗車方法を変えた方が良いのでしょうか。

バイクの整備・メンテナンスにも力を入れているバイク王の担当者は、「鳥のフンは水溶性であるため、特殊な方法を取らずとも一般的な洗車方法で汚れを落とすことができます」と話します。つまり、専用の洗剤や器具などを使用する必要はなく、普段洗車している時と同様の手順や器具を用いれば良いというわけです。
一方で、「鳥のフンをこすったスポンジで、車体全体を洗車することに抵抗感がある方も多いと思われますので、鳥のフンが付いた箇所に水をかけて濡らし、ウェットティッシュ等で優しく拭き取ってから洗車をすると良いでしょう。
フンが固まった状態で拭き取ろうとすると、車体に傷をつける原因になることもあるため、最初にウェットティッシュ等で優しく拭き取ることがおススメです」とも付け加えます。
鳥のフンは付着してすぐの場合は軟らかく拭き取りやすいものの、そのまま長時間放置しておくと固まってしまい、洗い流すのが難しくなります。また、前述したように車体への傷の原因になるだけでなく、塗装が色褪せてしまったり、シミになってしまったりする可能性もあるので、すぐに拭き取ってしまうのではなく、水で濡らすことが重要。
万が一シートやグリップといった身体に触れる場所にフンが付着してしまってもすぐ落とせるように、外出時はウェットティッシュを携帯しておくと良いでしょう。
鳥のフン汚れは怖いけどバイクを屋外に駐車する場合の対策は?
では、愛車を屋外に駐車する際に、鳥のフン汚れから守る方法はあるのでしょうか。

同バイク王担当者は、次のように話します。「駐車時にバイクに鳥のフンを落とされないようにするためには、バイクカバーをかける等の方法が挙げられます。出先での駐車時等の場合でも、最近では携帯性に優れたハーフサイズのバイクカバーも販売されているため、シートバックやリアボックスに常備しておくのも良いと思います」
バイクカバーと聞くと自宅での保管時などに使用するイメージがあるかもしれませんが、昨今では各メーカーが保管用、室内用、出先用といった、用途別のバイクカバーをラインナップしています。
こういったアイテムを活用することで、鳥のフン汚れを防げるというわけです。
また、「短時間の駐車であれば、駐車しようとしている場所に鳥のフンが落ちていない箇所を選んで駐車したり、電柱や電線等、鳥が停まる箇所を避けて駐車すると良いでしょう」とも話してくれました。
やはり一番安心なのは、地下駐車場や屋内の駐車場を利用すること。バイク用駐車場の数はまだまだ少ないですが、日本二輪車安全普及協会の公式サイトで検索することも可能なので、活用してみると良いでしょう。