KYMCO『AROMA 150』の鋭い走りを堪能!機能面でも驚きの発見あり〜小野木里奈の○○○○○日和〜

『小野木里奈の○○○○○日和』は、台湾の二輪メーカーKYMCO(キムコ)のスクーター『AROMA 150』の魅力をお支えします。『AROMA 150』は、丸みを帯びたシルエットや鋭い乗り味、十分すぎる収納力を兼ね備えたオシャレなスクーターです。

わがままを叶えてくれるKYMCOのスクーターが登場!

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今回は、KYMCO『AROMA 150』の試乗記でございます!

KYMCOの1500ccスクーター『AROMA 150』に試乗します
KYMCOの1500ccスクーター『AROMA 150』に試乗します

「コンパクトでおしゃれな外見も収納力も走行性能もぜーんぶ必要!」というわがままを叶えてくれるスクーターです。スクーターは荷物を積められるからと、ついつい持ち物が多くなりがちな私は、『AROMA 150』に魅力の虜になりました。それでは、いってみましょう!

 私が試乗したカラーは、「パーリーホワイト」。他に「マットシルバークリスタル」もある2色展開です。個人的には「パーリーホワイト」の白と黒の2色を基調にしたカラーリングの方が好み!

 フロント周りの形も緩やかで機械の硬さを感じさせずシートからリアホイールまでの部分がぽってりとした形もとてもキュート!

どこを見ても丸みがある形状の車体デザインは、優しさを感じます
どこを見ても丸みがある形状の車体デザインは、優しさを感じます

 車体のシルエットは、カクカクとした場所が見つからないほど、どこを見ても丸みがある形状なので柔らかさを車体から感じます。シートをよく見ると、白いラインで装飾されていて、「パイピング」という方法なんだそうです。こんな細かい一手間もデザインを重視したい方にとって嬉しいですよね。

 コンパクトな車体ですが、収納にもこだわりが感じられます。驚いたことはシート前側に配置された荷物をかけられる格納式フック。この場所に格納式フックがあるバイクに出会ったのは初めて。

シガーソケットも装備されているシート下トランク
シガーソケットも装備されているシート下トランク

 シートの下には十分に容量がある収納を装備し、12Vのシガーソケットも採用されています。そして、グローブボックスもパカっと開けると、とても広くて細々した持ち物もいくつか積められるのはありがたいです。バイクだと思うと、ついつい荷物が多くなりがちな私は、収納性の高さがとても魅力的!

フラットなフロアボードは乗り降りの時に便利ですよね
フラットなフロアボードは乗り降りの時に便利ですよね

 フラットなフロアボードがあるバイクは、ガソリンの給油口がシート側にあるイメージが強いのですが、この『AROMA150』はフロアボード側にあります。また足元がフラットだと洋服の裾が汚れにくかったり、乗り降りする時の足回りのストレスが減りますね。

恒例の足つきチェックでございます!

 私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は760mmで両足はかかとが少し浮く程度。片足だけで少し車体の傾きを調整すると、片足をしっかり地面について支えることができます。

シート高は760mmで身長160cmの私が跨ると両足の踵が少し浮く程度
シート高は760mmで身長160cmの私が跨ると両足の踵が少し浮く程度

 車両重量は128kgで、支えるだけでなく取り回しも1人でできました。初心者ライダーや小柄な方でも足つきや取り回しの不安は少ないと思います。

いよいよ、エンジンスタート!

 エンジンをかけたらレトロで可愛い見た目に似合う穏やかなエンジン音。静かすぎず大きすぎず伝わる低めの音はずっと聴いていて心地良く感じます。

排気量が150ccある「AROMA 150」の加速は力強く、想定した速度まであっという間に到達する
排気量が150ccある「AROMA 150」の加速は力強く、想定した速度まであっという間に到達する

 アクセルを回すと、コンパクトな車体からは想像していなかった、スパンとキレのあるスタートダッシュ。加速もいきたい速度までスイスイ到達してくれます。「え!この小さな車体のどこにこんなすごい力を眠らせていたの!?」と思わずツッコんでしまいました(笑)

 そして、すっかり忘れかけていたのが排気量150ccクラスだということ。小ぶりな車体でレトロな外見は、原付二種と一見勘違いしがちなのです。実際は150ccクラスなので、高速道路も走れちゃうパワーの持ち主なのだから侮れません。「今日は下道でなく高速道路で帰っちゃおう」という場面でもちゃんと活躍してくれます。なんて振り幅が広いスクーターなのでしょうか。

コーナリングもスポーツバイクのように倒れながら曲がってくれる
コーナリングもスポーツバイクのように倒れながら曲がってくれる

 コーナリングも驚くほどひらりひらりとスポーツバイクのように倒れながら曲がってくれます。「私が今乗っているのってスクーターだよね?」と何度も考えてしまったほど(笑)「人もバイクも見た目だけで判断していけないとはこのことだな」と改めて痛感しました。

 気になる『AROMA 150』のお値段は、35万9700円(税込)。150ccのスクーターでこれだけ手が伸ばしやすい価格なのは驚きです。スクーターは、どうしても移動目的や収納面重視になりがちだけど、ヨーロピアンでレトロな外見でおしゃれを同時に楽しめるのもこの『AROMA 150』の魅力。

オシャレな感覚が研ぎ澄まされるスクーター『AROMA 150』
オシャレな感覚が研ぎ澄まされるスクーター『AROMA 150』

「外見も内面もどれも大事にしたい!」という方にはぜひおすすめしたいスクーターだと思いました。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

小野木 里奈 Rina Onogi

【画像】KYMCOのスクーター『AROMA 150』の画像を見る

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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