プジョーの意匠を2輪4輪で統一!ライオンズクローを採用した「PM-01」の魅力に迫る〜高梨はづきのきおくきろく。〜

毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』。今回記憶に残すバイクは、プジョーモトシクルから登場した原付二種モデル『PM-01 125』です。プジョーのクルマと同じデザイン意匠を採用した「PM-01 125」は、フランス車らしいデザインと走りを実現しています。

プジョーのMT車『PM-01 125』の実力を探る

 みなさんこんにちは、高梨はづきです!

 本日はプジョーモトシクル『PM-01 125』をお届けしていくよ!

クルマのプジョーとデザインが統一されたプジョーモトシクル『PM-01 125』を見ていくよ
クルマのプジョーとデザインが統一されたプジョーモトシクル『PM-01 125』を見ていくよ

 プジョーと言うと、想像するのはやはり可愛いスクータータイプだよね。わたしも過去に乗らせてもらったことあるんだけど、イタリアの街並みに合うようなレトロでお洒落な外装と可愛いデザインが、可愛い物好きの乙女心をくすぐる一台だったなぁと記憶しているよ。

 でも今回はそんなスクーターではなく、新生プジョー初のミッションバイクが出たと言うことで乗ってきたんだ!まだ日本で誰も所有していないPM-01を試乗出来るなんて…なんてプレミアムな日なんだ‼︎

原付二種モデルのプジョーモトシクル「PM-01」
原付二種モデルのプジョーモトシクル「PM-01」

 このPM-01はプジョーの125周年を記念して製造されたんだけど、125ccと300ccのニ通りあって、PM-01という名前は「PEUGEOT」の”P”と、「MOTOCYCLE」の”M”から取って付けられた名前なんだ。とても覚えやすいよね!

 あの可愛らしいスクーターモデルを展開しているプジョーのイメージが強いから、そこにミッションバイクのラインナップが加わるだけでなんだかプジョーの印象がガラッと変わるなぁ。

全体的にキュっと収まっていてとてもコンパクトなPM-01
全体的にキュっと収まっていてとてもコンパクトなPM-01

 そんなPM-01のパッと見た印象は、全体的にキュっと収まっていてとてもコンパクト。EVバイクにも見えてなんだか近未来な雰囲気漂ってるよね。

 横から見た時の、フロントからモリッとしたタンクのボディラインが、まるでプジョーのシンボルマークである雄ライオンが立て髪を靡かせて歩いているようにみえる。ブルーのカラーが艶やかで美しく気品があり、どこか玩具や張り子のような可愛らしさもあり、良い意味でバイクらしくみえないところも個性的でいいよね。

ライオンズクローを採用したLEDテールランプとブレーキランプ
ライオンズクローを採用したLEDテールランプとブレーキランプ

 搭載されているライトは全てLEDで、ライオンズクロー(ライオンのかぎ爪)」のLEDデイタイムランニングライトが前後についているんだけど、それが特にキラキラして綺麗だし、なんだか乗って楽しむより目で見て楽しんだり展示して大事に保管しておきたくなるバイクだなぁって思った。(バイクの意味がない。笑)

 タンクやボディは細かくパーツ分けされていないから滑らかにみえるんだけど、たくさんのパーツを付けなくても、凹凸の陰影が光の屈折でハッキリ魅せることができる、計算された造形美だよね!

 朝〜夕方までの自然のライトアップや夜走行時での対向車のライト、街灯の光の反射などでめちゃくちゃカッコよく映りそうなのが想像できた。

ではエンジン始動!

 キーを回すとメーターから浮かび上がるエンブレムが虹色に光って浮き出てくる演出がかっこいい。

プジョーモトシクルのエンブレムもクルマのプジョーと統一された
プジョーモトシクルのエンブレムもクルマのプジョーと統一された

 もう既に気がついている人もいるかもしれないが、エンブレムも一新したんだ!ライオンのモチーフなのは基本として、旧エンブレムは後ろ脚で立ち上がる横向きのライオンの姿だったんだけど、新エンブレムはライオンの頭部だけがババンッと、更にインパクトが強めになったんだ。新エンブレムかっこよくてわたしは好き!

シート高810mm、身長158cmの私が跨っても軽量モデルのおかげで余裕で車体を支えることができる
シート高810mm、身長158cmの私が跨っても軽量モデルのおかげで余裕で車体を支えることができる

 跨ってみると意外にもシート幅があり、シート高810mmという数字が一瞬足付きに不安がよぎったけど、125ccで車重152kgという軽量モデルのおかげか、わたし(158cm)の身長で土踏まずからしっかり着地できたから安心した。

 乗車姿勢確認では首が疲れる要素もなさそうで、停車したままハンドルを振るととてもよく動いてくれたよ。ギヤチェンジやリアブレーキ部分はこれまで乗ってきたバイクのステップと比べると、感覚的だけど割と下に付いているから足首が固定された革靴や素材の硬い靴を履いても足首にストレスを感じずにナチュラルに操作出来そうだと感じたかな。

さて、早速走行してみるよ!

 車体の軽さもあって走り出しは軽快そのものだが、しっかり踏みしめて発進する感覚もあった。アクセルを開けると想像していたよりもグッと前に出てくれることにトルクがあって感動したよ。

アクセルを開けると想像していたよりもグッと前に出てくれた
アクセルを開けると想像していたよりもグッと前に出てくれた

 徐々に加速してみたり、一気に加速してみたり、色んな走行の仕方をチャレンジしてみるとどれもしっかり着いてきてくれて、感度良好なのがとても好印象。コンパクトに作られた車体には17インチのタイヤが標準装備されていて、取り回しがしやすい理由はこのタイヤが要因の一つかもしれない。

 ハンドル操作も軽く、非力な女性でも気負いせず動いてくれるから男性ならよりスイスイで操作可能だと思う。それはそれは大きく期待を裏切る気持ちのいいバイクだった!

 マフラー音は中高音で、走行途中に気が付いたんだけど、エンジンから聞こえてくる音とマフラーから聞こえてくる2つの音があって、ヘルメット被っていてもそれぞれの音の違いに気がつくくらい分かりやすく聞こえたんだ。それがなんだか不思議で面白かったな。

ニーグリップもしやすく、サクサクヒラヒラと車線変更やカーブも問題なし
ニーグリップもしやすく、サクサクヒラヒラと車線変更やカーブも問題なし

 ニーグリップはしやすく、そのお陰でサクサクヒラヒラと車線変更やカーブもなんのその。思うように動いてくれるから雑な運転して遊びたくなってしまう衝動に駆られるんだけど、はやる気持ちを抑えて…と。(笑)

街中で楽しむには小回りが効いてかなり使い勝手いいところがポイント
街中で楽しむには小回りが効いてかなり使い勝手いいところがポイント

 125ccというと高速道路は乗れないんだけど、街中で楽しむには小回りが効いてかなり使い勝手いいところがポイントだよね。ただPM-01に乗っててふと気がついたことがあって、ずっとアクセルを開けているとなんだかお尻にピリピリ?ジリジリ?と細かい振動が伝わってくるのがわかったの。高速道路を長く走行していた時のバイクから伝わる振動で手の痺れがくるような感覚と言ったら伝わるかなぁ?

 だからPM-01で長く走行を楽しみたい方にはこの振動が吉と出るか凶と出るかってところかなぁ。

バイクに乗ってる感が味わえる原付二種モデルの「PM-01」
バイクに乗ってる感が味わえる原付二種モデルの「PM-01」

 125に感じないゆったりさがありながらも、アクティブに始動してくれる元気なところもあって、6速までチェンジ可能だから125cc特有のギヤチェンジの楽しさがより強く感じられるんだ。速度が40キロ未満でもしっかりスピードを体感でき、バイクに乗ってる〜!という満足度が味わえるから、バイク自体を楽しみたい人やバイク被りしたくない人には特にオススメ!

 …ということで本日はここまで!
 また8の付く日にお会いしましょ〜。

hapiちゃんねる🔰(高梨はづき)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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