いい方法はある? 真夏にバイクを楽しむ際の日焼け対策

真夏のツーリングなど、多くの人にとって懸念されるのが強い日差しです。肌が黒くなるだけでなく、ヒリヒリとした痛みに悩まされたり、シミの原因になることも。そんな、バイクに乗る際の日焼け対策で気を付けるべきポイントを、バイクウェアメーカーの担当者に聞いてみました。

日焼け対策をする上で、ウェアのサイズは重要

 暑い季節にバイクに乗って涼しい風を感じることには、何にも変え難い喜びがあります。海沿いや峠道を走ろうと、計画している人も少なくないでしょう。しかし、強い日差しには要注意。特に人気の観光地にいく場合は渋滞によって長い時間、強い日差しに晒されてしまう可能性もあります。そのため、暑い時期にツーリングを楽しむためには、万全の日差し対策をする必要があるでしょう。

 それでは、どのようなポイントに気をつけて日差し対策をすればよいのでしょうか。

真夏のツーリングには日焼け対策が重要
真夏のツーリングには日焼け対策が重要

 ライディングウェアの企画・製造・販売をおこなうジェーアンブルの担当者は、次のように話します。

「バイクに乗っていて日焼けしやすいのが首、それから腕になります。首の日焼けはネックカバーを使用することで対策ができます」

 見逃す人も多いのですが、首は日焼けしやすいポイントのひとつです。特に前傾姿勢で乗るスポーツバイクは、首が露出しやすいため要注意。ネックカバーは首から下の部分を覆うアイテムで、バイク用品店やスポーツ用品店で購入することができるので、通気性のよいメッシュ素材やUVカット機能のある素材を選ぶと良いでしょう。

真夏のツーリングでの日焼け対策としてはグローブのサイズ選びも重要
真夏のツーリングでの日焼け対策としてはグローブのサイズ選びも重要

「腕を日焼けから守る際には長袖の上着やグローブの着用も重要になってきます。上着のサイズ選びを工夫し、手首に隙間ができないように気をつけましょう」

 もちろん日焼け対策するにあたって、長袖の上着を着用することは大前提です。しかし長袖を選んだつもりでも上着のサイズが小さすぎると、袖丈が足りず手首から紫外線が入り込んでしまうことがあるので、少し大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。

 また、袖がバタついたり、めくれたりしてしまうと日焼けの原因になってしまうので、少しタイトなデザインの商品を選ぶ事で袖のバタつきを防ぐことが可能です。

 上着だけでなく、グローブのサイズ選びも重要。グローブが短すぎると、手首から紫外線が入り込んでしまうことがあります。夏用のグローブは通気性をよくするために、短めに作られていることがありますが、日焼け対策を考える上では手首から指先までをカバーする長めのグローブを選ぶとよいでしょう。また、グローブ自体にUVカット機能があるものを選ぶことも、より効果的な日焼け対策につながります。

熱中症にも気をつけつつ、自分に合った日焼け対策を

 前述したとおり、日焼け対策をする上では適切なデザイン、サイズの長袖長ズボンを着用することが望ましいでしょう。

 しかし暑い時期のバイクには日焼けだけでなく、熱中症のリスクも潜んでいます。バイクに乗っていると日差しだけでなく、エンジンやマフラーからの熱によって体温が上昇しやすく、熱中症にかかるリスクが高まります。

 そのため、以下の点に気をつけることが重要です。

真夏のツーリングでは日焼け対策だけでなくこまめな水分補給も重要
真夏のツーリングでは日焼け対策だけでなくこまめな水分補給も重要

 まずは水分補給。バイクに乗る前はもちろんのこと、バイクに乗っている間も、定期的に水分をとることが重要です。水分補給の際は水だけでなく、スポーツドリンクや塩分補給のできる食品なども取り入れるとより効果的。

 加えて、適度な休憩も必要です。定期的に休憩を取り、体を冷やすことで、熱中症にかかるリスクを減らすことができます。

 日焼け対策をする上で後回しにしてしまいがちな熱中症対策ですが、水分補給や適度な休憩は日焼け対策と並行しておこなうことができます。安全にツーリングを楽しむためにも熱中症対策は忘れずにおこないましょう。

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