一体どうすればいい? ツーリング中にゲリラ豪雨に遭遇した際の対処法
夏はツーリングシーズンであると同時に、ゲリラ豪雨が増える季節でもあります。年々増えていると言われるゲリラ豪雨からライダーが身を守るためには、どのような方法があるのでしょうか。
ゲリラ豪雨に遭遇したら、まずは屋内に退避
雨は、バイクに乗る際の一番の大敵と言ってもいいかもしれません。バイクは屋根がついていないので、クルマと比べても非常に天候の影響を受けやすく、雨が降ったらライダーはすぐにずぶ濡れになってしまいます。
また、雨天時はスリップして転倒するリスクも上がるなど、危険もいっぱい。もちろん天気予報を見れば、雨がいつごろ降るのかをある程度予測することはできますが、予報にない雨となるとさらに厄介。そんなゲリラ豪雨の発生回数は、近年増加傾向にあります。
ウェザーニュースの公表する情報によると、2022年のゲリラ豪雨は2021年と比べて20%増加。今年の夏も今まで以上にゲリラ豪雨対策をしっかりしなければなりません。
では、バイクに乗っている際にゲリラ豪雨に遭遇してしまったら、一体どうすれば良いのでしょうか?

バイクに乗っていてゲリラ豪雨に遭遇した場合、近くに避難できるような建物があれば、バイクを停めて建物に避難しましょう。
ゲリラ豪雨の中を走り続けていると、視界不良や路面状況の悪化による交通事故、落雷による感電などの危険性が高まります。ゲリラ豪雨は短時間で大量に雨を降らせる一方で、長くて1時間もあれば止むことがほとんど。建物に避難した後は最新の天気予報を確認しつつ、雨が止むのを待つとよいでしょう。
また、ゲリラ豪雨で視界不良や落雷と同じくらい怖いのが、体温の低下。暑い夏でも雨に降られると気化熱で体温が急速に奪われてしまいます。そのため、濡れた状態で空調の効いた屋内に避難する場合は、特に注意しましょう。
ずぶ濡れになってしまった場合は、タオルを購入するなどして、体温が奪われない対策をすることが重要です。避難先がコンビニであれば、暖かい飲み物や食べ物を買うのも良いでしょう。

なお、この時期はいつでもゲリラ豪雨に対応できるよう、レインウェアを携帯しておくこともおススメ。
スマートフォンに天気予報のアプリを入れておき、いつでも通知に気づける状態にしておくことも有効な対策です。雨雲の接近を通知で教えてくれるアプリを入れておくことで、上手くいけば雨に濡れずにゲリラ豪雨をやりすごすことも可能。
ゲリラ豪雨を回避するための対策と、遭遇してしまった際に安全を確保する為の対策の両方をしておくことで、ゲリラ豪雨による被害は格段に減らせます。
夏に向けてのこの時期は、万全の対策をとって出かける事が、ツーリングを楽しむ秘訣です。