2人乗りで買い物に出かけたい!欧風で可愛らしいベスパ『GTS SUPERSPORT 300』に試乗します〜小野木里奈の○○○○○日和〜
『小野木里奈の○○○○○日和』は、高級感が漂うベスパの「GTS SUPERSPORT 300」に試乗します。ファッションを組み合わせて二人乗りも楽しみたくなるスクーター「GTS SUPERSPORT 300」の魅力を紐解きます。
伝統的なベスパのフォルムは今も健在!
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。『ベスパ』と聞くと、バイクに乗ったことない方でも欧風で可愛らしいスクーターを思い浮かべるのではないでしょうか。
私は映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが、ベスパに二人乗りをしているシーンを連想してしまいます。1人でオシャレに乗るのもいいけど、シートがゆったりしているので、2人乗りをして街中で買い物やデートをするのにもぴったりなのではと思うのがベスパの個人的な印象です。

今回試乗した『GTS SUPERSPORT 300』は、街中で二人乗りを楽しむのもいいし、アクティブに走ることができるパワー溢れる車体は、一気に行動範囲を広げてくれるのでわがままな私にもピッタリかもしれません(笑)それでは、今週もいってみましょう!
私が試乗したGTSのカラーは、「GREEN OLIVE (グリーンオリーブ)」。その名の通り、フレッシュなオリーブの実を連想させる深く黄色みがかった緑色。

実物は、写真と比べるとよりオリーブオイルのような深いゴールドにも見えます。塗装の90%がこの色なので、まるでオリーブの実そのものがバイクという乗り物に変形したかのよう。それくらいこの色のインパクトは強いのです。

ベスパの伝統的なフォルムはそのまま崩さず、丸いシート周りから下はボリューミー。パッションを感じる色味で迫力もありつつ、どの角度から見ても愛嬌のあるシートの形。シートのステッチもよく見ると、差し色のオレンジ色に合わせていました。
女性が長めのスカートを履いていても乗り降りに楽ちんな足回りも魅力の一つです。ちょっと長めのスカートを履いて街中をぶらりとお買い物をするのが想像できちゃいますよね。
カジュアルなブラウスに白のスカートを組み合わせたり、逆に黒のパーツの色に合わせてロックテイストな格好も相性良さそうです。ゆったりシートに座れるので友達やパートナーとファッションを組み合わせて二人乗りを楽しむのもいいかもしれません。
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。

足つき性は、両足のつま先が着く程度。スクーターには手軽さを求めているので、欲を言えばもう少し足つきがいいと良いのですが…。
車両重量は163kgで取り回しをする時は、車両の重さをずっしりと感じます。ベスパの伝統的なスチールモノコックボディを使用していることもあるのでしょうか。重さはあるけどこのずっしり感を味わうほど、「あ、ベスパだなぁ~」と実感するんです(笑)

材質特有の冷たい硬さといい、柔らかさのあるプラスチックとはまた違った高級感がいい!ファッションを楽しむ時に機能性だけを求めないことと同じような気がします。
いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンをかけると、静かすぎず大きすぎずな丁度いい音量。「シュルルルル…トクトクトク…」と軽く可愛らしい鼓動が全身に響いてきます。

アクセルを回してみると、「ギュインッ」と元気よく走り出してくれます。エンジンの振動も激しくないので、加速する時はまるで地面を滑るように走ってくれるのです。だからこそ、振動による体への負担が少なそうだと思いました。
一方、ベスパは街乗りのイメージが強いのですが、「GTS SUPERSPORT 300」は排気量が278ccもあるので、加速した時に車体の安定感を味わうことができます。「GTS SUPERSPORT 300」なら高速道路でもすいすいと走れちゃいそう!急に近場でなく遠出に行くことになっても、「GTS SUPERSPORT 300」があれば高速道路にも乗れるので手軽に遠くへ行けちゃうのもありがたいですよね。

コーナリングは、ずっしりボディの持ち主にもかかわらず驚くほどコンパクトに曲がってくれる一面にびっくり!
名前に「SUPERSPORT」と書いてありますが、確かにその通り。スクーターなのにあまりにもアクティブに走っちゃうものだから、何度も下半身でニーグリップしたくなっちゃうのです(笑)街中を友達と二人乗りで買い物するだけに乗るのはもったいない!
気になる「GTS SUPERSPORT 300」のお値段は、88万円(税込)。うーん、国産車に比べるとやっぱりお高め!(笑)
でも、この高級感ある見た目と300ccクラスのスポーティーな走りをする外国車だったらどうしてもお高めになってしまうのかなと思います。だからこそ、所有した時に高級スクーターに乗っている優越感を味わえるのではないでしょうか。

友達に「何のバイク乗っているの?」と聞かれた時に、「ベスパだよ!」と笑顔で答えたくなります(笑)
友達を迎えに行く時もおしゃれに登場できる自分を思わずイメージしたくなるスクーターだと思います。興味がある方は是非試乗してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
都会でバイク×ファッションを楽しみたい方におすすめしたい…クラシックとスポーティーの絶妙なコラボ…Tシャツ・パーカー・ジーンズなどのカジュアルファッションと相性抜群な見た目…街中で停めてコーヒー飲みながらこのバイクを眺めて優越感に浸りたい…
— 小野木 里奈 Rina Onogi (@rina_onogi) May 29, 2023
📍ロイヤルエンフィールド HUNTER350 pic.twitter.com/vAANZ7Kt4B
Writer: 小野木里奈
女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。