軽快で扱いやすいから気軽に走れちゃう! ベネリのストリートスクランブラー「レオンチーノ」の125と250に乗ってみました!

バイクが大好きで、いろんなバイクに乗ってみたいという女優の指出瑞貴さん。さまざまな輸入バイクが一挙に集結するJAIA(日本自動車輸入組合)の二輪試乗会に突撃! 今回はイタリアのオートバイメーカー、ベネリのストリートスクランブラー「レオンチーノ」に試乗しました。

「小さなライオン」を意味するベネリのストリートスクランブラー

 やっほ~皆様こんにちは~

 指出瑞貴です♪

 梅雨の時期。雨音で目覚めて、「あ、今日もバイク乗れないなぁ…」なんて、窓辺でぼやく朝が増えます(笑)。

 せっかくの休みだったから乗りたかったのにー!! って、お天気を恨んでしまう。ある時、かんかん照りの太陽気持ちイイ~みたいな日はお仕事の撮影だったり…。

 お天気とは気まぐれなものです(笑)。

 排気量に対してやや大柄なボディ。一見、125ccだとわからなかったくらいです。ピンクナンバー見て、ハッとしました(笑)。    一目見て気になったのが、フロントフェンダー部分(前輪のカバーの上!)に小さなライオンー! ここに現る~(笑)!
 排気量に対してやや大柄なボディ。一見、125ccだとわからなかったくらいです。ピンクナンバー見て、ハッとしました(笑)。  一目見て気になったのが、フロントフェンダー部分(前輪のカバーの上!)に小さなライオンー! ここに現る~(笑)!

 はーい! ここで、今回はイタリアのバイクブランド、ベネリの「レオンチーノ125」と「レオンチーノ250」を一気に2つご紹介しちゃいまーす!

レオンチーノ……? 何語や? と思い、Google先生に聞いたら、イタリア語で「小さなライオン」を意味する言葉。しかも、1951年にベネリから発売された小排気量スポーツモデル「レオンチーノ」のオマージュなんだとか。

 小さいけど強そうだ! そんなイメージなのかな? なんて思いながら乗ってみました!

愛らしい見た目だけど、パワフルで軽快な走りにオドロキ!

 まず125ccの方は、単気筒で原付二種。メーカーのカテゴリーはスクランブラーになります。スクランブラーといえばオフロードのイメージですが、ロードタイヤを履いたストリート仕様です。

ベネリの原付二種モデル「レオンチーノ125」
ベネリの原付二種モデル「レオンチーノ125」

 排気量に対してやや大柄なボディ。一見、125ccだとわからなかったくらいです。ピンクナンバー見て、ハッとしました(笑)。

 一目見て気になったのが、フロントフェンダー部分(前輪のカバーの上!)に小さなライオンー! ここに現る~(笑)!

ベネリのロゴマークにも入ってるライオンがフロントフェンダーの上に置かれている
ベネリのロゴマークにも入ってるライオンがフロントフェンダーの上に置かれている

 ベネリのロゴマークにも入ってるライオンちゃんが、立体で先頭にいてくれているなんて(笑)。なんだかとっても心強いです(勝手に)。

 そんなライオンちゃんのヘッドライト両サイドには、信号機みたいなウィンカーがちょこんとありました。

 カラーバリエーションはホワイトとグレーとグリーンの3タイプで、今回紹介するのはホワイト! 白を基調にしたボディーにイエローのラインでアクセントがあり、スラッとしたシャープな印象です。

 でも、ヘッドライトとミラーがまん丸ちゃんで愛らしい感じ。なんだか映画に出てきそうな近代的デザインみも感じました!

レオンチーノ125のシート高は795mm、両足でも片足でも足付きは問題なし
レオンチーノ125のシート高は795mm、両足でも片足でも足付きは問題なし

 いざ乗ってみると、足つきは問題なし。パワフルめなエンジンスタートで、愛らしい見た目に反してちゃんとバイクに乗ってる感が味わえます。タイヤがアスファルトを捉える感じ、単気筒のトルクがしっかり味わえる感じです。

 乗ってる時、足を乗っけているステップがややバックで高めな位置かな? と感じましたが、ニーグリップしやすくて一体感があります。

 原付二種で可愛いパワフル125!

ニーグリップしやすくて一体感があり、カーブも直線も本当に軽快に動く
ニーグリップしやすくて一体感があり、カーブも直線も本当に軽快に動く

 乗っていても、125ccっていうことを忘れてしまっておりました! カーブも直線も、本当に軽快に動ける。アクセル回してから素早い!

「うおぉ~~はやぁーーー!」とヘルメット内で叫びました(笑)。

乗りやすくてフィット感バツグン! 気軽に乗れちゃう外車

 そして、もう一つの250ccの方はというと……シルエットが本当まんま変わらない! 全長、全幅、全高のスペックはまったく同じ。微々たる感じで大きくなった? ってくらいの差に思いました(笑)。

「レオンチーノ250」は、125と同じく単気筒エンジンを搭載しています
「レオンチーノ250」は、125と同じく単気筒エンジンを搭載しています

 125ccクラスと同じく単気筒。

  カラーバリエーションはレッド、ホワイト、グレー、ブラウン、グリーンの5タイプで、私が乗るのはグリーンです。

 ぱっと見、シンプルでややレトロなシルエットとエンブレムですが、カラーやグラフィックはモダン。ライトが全部LEDという新旧入り混じっている感じ。

シート高は800mm、車体も軽く不安はありません
シート高は800mm、車体も軽く不安はありません

 シート高も高くなく、車体も軽いので不安感は私はなかったです!

 ややハンドルが広めかな? と思ったのですが、特に取り回ししにくいなどもなく、スムーズに扱えます。

 どちらも共通するのが、フィット感。乗った時に、ちゃんとニーグリップができます(笑)。教習所でニーグリップしっかりしてくださいってよく言われていたな~なって思い出したりして…(笑)。太ももで挟みやすいし、姿勢がしっかり保たれる!

車体とのフィット感が強く、コーナリングやS字の緩やかな道も非常に運転しやすい
車体とのフィット感が強く、コーナリングやS字の緩やかな道も非常に運転しやすい

 フィット感がしっかりあると乗りやすいに繋がる! 一体感が生まれるし、コーナリングやS字の緩やかな道も非常に運転しやすい。やや広めに感じたハンドルの抑えが効いていて、操作しやすいのです。

 アクセル回してからレスポンスよくエンジンに伝達します。動きが早い子です。軽い!

 スリムフィット、伝達早め、扱いやすいバイク!

 私的に、外車だけど気軽にトライできるバイクだなって思いました!

乗りやすさ、扱いやすさ、フラットな乗車姿勢、あまりクセなくて楽しめる
乗りやすさ、扱いやすさ、フラットな乗車姿勢、あまりクセなくて楽しめる

 なんたって、乗りやすさ、扱いやすさ、フラットな乗車姿勢、あまりクセなくて楽しめる。外車って敷居が高いイメージだったけど、初めてのバイクにレオンチーノを選ぶの…とてもアリです!

 個性的なデザイン、サイズ感含め、「どこのバイク?」と聞かれたり、もしくは「このライオンかわいいですね!」と話しかけられるかもしれない。そこからライダーとしての繋がりが増えるかもしれない!! 駐車場のお隣ライダーさんと、恋が始まっちゃう? なんてこともあるかも?! あはは(笑)

 私的にイケメン度は……☆4つ!

「レオンチーノ」は、バイクらしさを味わいながら乗ることができる
「レオンチーノ」は、バイクらしさを味わいながら乗ることができる

 クセなく、軽快でコンパクト。でもしっかりバイクらしさを味わいながら乗れるシャープな外車ベネリ!

 このバイクで、近場をプチツーがてらオープンテラスでランチ食べたい! もちろんデートで(笑)。2人も乗りできるから、タンデムでもウェルカム(笑)。

 愛車を眺めながらランチを食べたら最高だなー! イタリア気分でね。

■Benelli LEONCINO 125

全長×全幅×全高:2030×840×1115mm
軸間距離:1370mm
最低地上高:185mm
シート高:795mm
車両重量:145kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:125 cc
内径×行程:54.0×54.5 mm
圧縮比:11.6:1
最高出力:9.4kw(12.8PS)/9500rpm
最大トルク:10.0Nm/8500rpm
燃料タンク容量:12.5L
タイヤ:前 100/80-17、後 130/70-17
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク

■メーカー希望小売価格:45万3200円(税込)

■Benelli LEONCINO 250
全長×全幅×全高:2030×840×1115mm
軸間距離:1380mm
最低地上高:170mm
シート高:800mm
車両重量:162kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量:249cc
内径×行程:72.0×61.2mm
圧縮比:11.2:1
最高出力:19kw/9250rpm
最大トルク:21.0Nm/8000rpm
燃料タンク容量:12.5L
タイヤ:前 110/70R17、後 150/60R17
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク

■メーカー希望小売価格:64万9000円(税込)

【画像】ベネリの「レオンチーノ125」と「レオンチーノ250」の画像を見る

画像ギャラリー

Writer: 指出瑞貴

■指出 瑞貴(さしで みずき)
生年月日:1994年7月8日
1994年7月8日東京都港区出身。
11歳でキッズモデルデビュー。ドラマ「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」にて14歳で女優デビュー。以降、映画・ドラマ・舞台と幅広く活動。映画『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第1章』(三池崇史監督)、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』season1.2、日本テレビドラマ『あいつが上手で下手が僕で』season 1.2等出演。
大型二輪免許を取得し、バイク女子としても活動しており、「MOTO NAVI」にてサウナ×ツーリング企画を連載中。

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