マンネリ打破!? プチ・カスタムでママチャリの印象に変化を!
長く使い続けているうちに日常の風景に溶け込んでしまい、気にもかけない存在になってしまいがちなママチャリ(シティサイクル)ですが、手軽なカスタムで、見た目の個性を発揮できます。
ママチャリだって、オシャレはできる
毎日のように乗っている自転車。購入した当初は乗るたびに気持ちがワクワクしたものですが、使い続けているうちに、慣れというか、マンネリというか、気にもかけない存在になっていないでしょうか。

そんなときは、自転車をカスタムしてみるのはどうでしょう? ロードバイクやマウンテンバイク(MTB)などのスポーツバイクだけでなく、日常使いのシティサイクル(ママチャリ)でもカスタムは可能です。カスタムと言っても、ちょっとしたアレンジです。思っている以上に自転車の印象は変わり、自分だけの1台はテンションを上げてくれます。
自転車のカスタムと言うと、スポーツバイクの性能向上や使いやすさを目的とするなど、機能面の変更をイメージするかもしれませんが、今回はママチャリの見た目、ドレスアップに焦点を絞って気軽にできるカスタム方法をいくつか紹介したいと思います。
まず、一番簡単であろうベル(警音器)の交換はどうでしょう。普段、滅多に使うものではないのであまり気にしないかもしれませんが、自転車のベルは気づかなほど小さなものから、キャラクターがプリントされた可愛らしいものまで、さまざまなタイプが販売されています。一定の年齢以上の人には懐かしい「パフパフ」音が鳴るホーンタイプも、まだまだ現役で市場に出回っています。手元のハンドルに装備するのでいつでも目に入り、心を和やかにしてくれます。
また、簡単なところでバスケット(カゴ)の交換も効果的です。自転車のバスケットは、材質的には主にプラスチック、金属、籐(ラタン)、布の4種類がありますが、いま使っているバスケットの素材を変えてみると、想像以上に自転車の印象が変わります。
金属製に変えると少しメカニックな雰囲気に、籐製なら柔らかい印象を演出できます。カゴの種類によって予算的にはピンキリですが、一般的には数千円ほどで交換が可能です。
少し難易度を上げて、タイヤを交換してみるのも良いかもしれません。タイヤは黒のイメージが強いですが、クルマやバイクほどの耐久力を必要とせず、車体重量も軽い自転車には色付きタイヤが存在します。
革靴とスニーカーで全く印象が変わるように、自転車も足まわりに色が付くだけで見違えるほど変化します。「派手すぎてちょっと……」という人には、タイヤのサイドにだけ色が入ったタイプもおすすめです。
黒やグレーが一般的な、ブレーキワイヤーのアウターの色をカラフルにしてみるのも面白いと思います。あまり目立つ部分ではありませんが、色が付くだけで急に個性を発揮します。右と左のブレーキでアウターの色を変えてみると、ますます独特の雰囲気が醸し出されます。
ほかにも、ハンドルのグリップやサドルの種類を変えてみるなど、意外とママチャリにもカスタムできる箇所は存在します。
社会的な物価上昇のあおりを受けて、自転車の販売価格も年々上昇しています。飽きたからと言って簡単に買い替えるわけにもいきません。カスタムは自転車自体のメンテナンスにもつながりますので、愛車との関係をマンネリに感じてしまったら、カスタムを検討してみてはいかがでしょうか。