スーパーバイク世界選手権6連覇達成のジョナサン・レイがヤマハに移籍! 2025年まで2年間契約
ヤマハモーターヨーロッパは、FIMスーパーバイク世界選手権で6度のチャンピオンに輝いたジョナサン・レイ選手が、2024年からPata Yamaha Prometeon WorldSBK Official Teamに所属し、アンドレア・ロカテッリ選手とともにレースに参戦することを発表しました。
レジェンドライダーが電撃移籍
ヤマハモーターヨーロッパは、FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)で6度のチャンピオンに輝いたジョナサン・レイ選手が、2024年からPata Yamaha Prometeon WorldSBK Official Teamに所属し、アンドレア・ロカテッリ選手とともにレースに参戦することを発表しました。

2023年シーズンはKawasaki Racing Team(KRT)から参戦中のジョナサン・レイ選手は、2015年から2020年にかけて6年連続でタイトルを獲得した、史上最も成功したWSBKライダーです。
これまで、クラス最多の優勝119回、最多表彰台(256回)、最速ラップ(102回)を記録しているジョナサン・レイ選手は、2008年にプロダクションクラスの最高峰にステップアップして以来、どのライダーよりも多くのポイントを獲得しており、その数は6000オーバー。
初優勝(2009年ミサノ)から最終優勝(2023年モスト)までの最長の優勝記録も保持しており、41回のポールポジションを獲得、2014年からはWSBK選手権最終ランキングで常にトップ3に入っています。
WSBKで前人未到の7度目の優勝を目指すジョナサン・レイ選手、契約を結んだヤマハモーターヨーロッパの社長兼CEOであるエリック・デ・セインヌ氏は次のようにコメントしています。
■ジョナサン・レイ選手

「今シーズン限りでKRTを離れることになりました。KMC(Kawasaki Motors Corp)とKRTのみんなには、僕を信じ、最高レベルで自分を証明する機会を与えてくれたことに感謝したいです。ファクトリーのスーパーバイク、Ninja ZX-10Rに初めて足をかけた日から、僕は人として、ライダーとして多くを学び、成長することができました。
WSBKで6連覇を達成したことは、カワサキに在籍していたときの一番のハイライトですが、それだけではなく、素晴らしい思い出、人生の教訓、そして笑いも、未来へとつなげていくことでしょう。そして、2023年シーズンも、これまでと同じように、力強く、全力で戦い抜くことが我々の使命であることは間違いないです。
今、私たちの歩みを振り返ると、世界中のカワサキファン、カワサキオーナーに喜びと幸せを与えてきたことを誇りに思います。家族に別れを告げるわけではありませんが、この素晴らしい章の終わりを告げるものです。KRTのみんなが、この後に必ず続く章のためにベストを尽くしてくれることを祈っています。またサーキットで会いましょう」。
■エリック・デ・セインヌ氏(ヤマハモーターヨーロッパ社長兼CEO)

「ジョナサンをヤマハ・ファミリーに迎えることができてとてもうれしいです。勝利へのモチベーションも、WSBKへの情熱も同じです。彼と同じように、我々もここ数年、世界チャンピオンの座に君臨してきました。ジョナサンの意欲、決断力、そして成功への渇望は、彼のキャリアを通じて一貫しています。
私たちは、ジョナサンが世界選手権の記録をさらに伸ばし、歴史にその名を刻むことができると心から信じています。2024年、2025年にジョナサンとヤマハの目標を達成するために必要なものを提供できるよう、レースで実績のあるYZF-R1のさらなる改良に取り組んでいきます」。