「ロンホイ」……スクーターのインパクトを1.2倍マシ! カスタム用語集Vol.13

モーターサイクルとは異なる構造を持つスクーターは、カスタムの手法も独特です。ここでは定番のカスタム「ロンホイ」を紹介しましょう。

エンジンマウントを変更して、ホイールベースを延長

「ロンホイ」と聞いて、「ロンスイの間違いでは?」と思った人もいるかもしれません。ロンスイは「ロングスイングアーム」の略で、純正よりも長いスイングアームのこと、もしくはそのスイングアームを装着するカスタム手法のことです。詳しくはまた後日、当連載でテーマとして取り上げる予定です。

バイクパーツメーカー「ハリケーン」からは、アドレスV125/G/S用のロングホイールベースキット(3万9160円・税込)が発売されています
バイクパーツメーカー「ハリケーン」からは、アドレスV125/G/S用のロングホイールベースキット(3万9160円・税込)が発売されています

 ではロンホイとは? 正式には「ロングホイールベース」で、その名の通り、ホイールベースを延長するカスタムを指します。……というと、「やっぱりロンスイじゃないか!!」と思うでしょうが、違います。ロンホイは、スクーターカスタム限定の手法なのです。

 スクーターはエンジンとリアホイールがCVTを通じて繋がっているため、スイングアームがありません。そこでエンジンマウントを延長することで、エンジンとCVT、リアホイールからなるリアユニットをまるごと後方に移動させ、ロンスイのような迫力のリアビューをスクーターで実現したのです。

 ただし、エンジンを含めたリアユニットごと移動するため、アクセルワイヤーやブレーキホースなども交換しなければならず、作業は決して簡単ではありません。また、ホイールベースが変わるので、当然ハンドリングにも影響があります。作業はプロショップにお願いすることを強くおすすめします。

 なお、車体の全長が3cm以上長くなる場合、250cc超のスクーターは構造変更、250cc以下なら改造申請が必要です。

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Writer: 佐賀山敏行

カスタムバイク専門誌の編集長を経て、現在はヤマハSR400/500に特化したWEBマガジン「The SR Times」を運営する。自身も現在93年式と14年式の2台のSRを持つフリークだが、基本的にはバイクは何でも好き。

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