石畳や路面電車の線路も滑らず力強く加速! リスボンでBMW電動CE02が機動力の高さ見せつけた!!【速報】

BMWがポルトガル・リスボンにて開催した「CE 02 インターナショナル・メディアローンチ」(国際発表会)に、バイクライターの青木タカオさんが参加しました。まずは速報ですが、濃厚なレポートが届きましたので、お伝えいたしましょう。

3弾目となるBMW MotorradのEV二輪

 電動のニューモデルとして『CE 02』が発表されたのは、2023年7月にドイツ・ベルリンでおこなわれたイベント「Pure&Crafted」(ピュア&クラフテッド)でのこと。以来、日本の公式ウェブサイトにも掲載され、日本でも発売予定とされてきました。

 そして1月下旬、BMW Motorradはポルトガル・リスボンで「CE 02 インターナショナル・メディアローンチ」を開催。いよいよ我々が購入できる日が、間近に迫ってきているのでしょう。

BMW Motorradはポルトガル・リスボンで「CE 02 インターナショナル・メディアローンチ」に参加した
BMW Motorradはポルトガル・リスボンで「CE 02 インターナショナル・メディアローンチ」に参加した

 EVバイクはすでにコミュータータイプが販売され、配達業務などにも導入されています。その一方で、ホビーユース向けはまだ珍しく、原付の枠を超えたカテゴリーではBMW Motorradが積極的に電動モデルをリリースしてきました。

『Cエボリューション』を2016年に発表し、2022年には『CE 04』を市場に投入。今回の『CE 02』は、それに続く第3弾と言えます。

フルパワー仕様は軽二輪枠に相当

 現地では最高出力11kW(約15PS)のフルパワー仕様と、4kW(約5.4PS)に出力を抑えた仕様があり、後者はクルマの免許にも付帯するAM免許でヨーロッパ(EU/EEA内)では乗ることができます。

『CE 02』の試乗会では、最高出力11kW(約15PS)のフルパワー仕様のモデルが用意されていた
『CE 02』の試乗会では、最高出力11kW(約15PS)のフルパワー仕様のモデルが用意されていた

 ジャーナリスト向け試乗会で用意されたのは、11kWを発揮するモデルで、最大トルク55Nm(5.6kg-m)、最高速度は95km/hに達します。

 日本における電動バイクの免許区分は定格出力で定められ、『CE 02』は6.5kW。1.0kW超~20kW以下は「軽二輪」扱いとなり、ガソリンエンジンなら高速道路にも乗ることができる126~250ccのクラスに当てはまります。

フレンドリーな車体サイズ

 前後14インチの足まわりを持つ車体は、見た目のサイズ感も軽二輪クラスに相当するもの。全長1970mmで、たとえばホンダならフロント14/リヤ13インチの『ADV160』(全長1950mm)とほぼ同じ長さ。

 前後12インチの『グロム』(全長1760mm)より大きく、『CB125R』や『CB250R』(全長2020~2040mm)といった前後17インチのフルサイズ車と比較すると、若干ながらコンパクトな印象です。

 またがると小さすぎず、それでいて気負わず乗れる、街乗りに丁度良いと感じるサイズ感です。車体重量は132kgしかなく、取り回しに苦労することはありません。

シート高は750mmと低く、身長175cm/体重65kgの筆者だと、地面に下ろした両足はカカトまでベッタリ届く
シート高は750mmと低く、身長175cm/体重65kgの筆者だと、地面に下ろした両足はカカトまでベッタリ届く

 シート高は750mmと低く、試乗車にはクッション厚を増した+10mmのハイシートが取り付けられていました。より快適で、乗り心地の良いシートです。

 写真の通り身長175cm/体重65kgの筆者だと、地面に下ろした両足はカカトまでベッタリ届き、足つき性に優れることがわかります。

 スケートボードのように座面が真っ直ぐ平らなシートは、前後移動がしやすく自由度が高い。ステップもフロントとリヤ、どちらも使えます。

 トランスミッションはなく、シフトチェンジペダルはありません。操作は右手のアクセルグリップをひねるだけ。レバーでブレーキをコントロールでき、右が前輪、左が後輪となります。

ゆったりと流すならリラックスできるフロントのペグに足を置き、スポーティに走るときはバックステップになるパッセンジャー用のペグという具合に使い分けることができる
ゆったりと流すならリラックスできるフロントのペグに足を置き、スポーティに走るときはバックステップになるパッセンジャー用のペグという具合に使い分けることができる

 ゆったりと流すならリラックスのできるフロントのペグに足を置き、スポーティに走るときはバックステップになるパッセンジャー用のペグという具合に使い分けることができました。

 開発責任者に、どちらのステップを利用することを想定しているのか聞くと、「状況や好みによって、ご自由に」とのこと。気分次第にケースバイケースで、フットポジションを変えて走行ができるのです。

 座面が平らなシートによって、着座位置も自在に調整でき、ライポジの自由度がとても高い。駆動輪にトラクションが効率よく掛かる場所を探したり、アップハンドルに合わせた楽な姿勢になるポジションを見つけたり、立ったり座ったり。乗車姿勢だけでも追求すればキリがなく、いろいろなポジションで乗ってみました。

スマホとのリンクが前提

 スマートキーが採用され、ポケットにキーフォブを入れておけばイグニッションをONにできます。注目ポイントのひとつは、スマートフォンのBMW Motorrad Connected アプリでBluetooth接続ができ、ナビ機能などを使うことを前提にしていることです。

注目ポイントのひとつは、スマートフォンのBMW Motorrad Connected アプリでBluetooth接続ができ、ナビ機能などを使うことを前提にしている
注目ポイントのひとつは、スマートフォンのBMW Motorrad Connected アプリでBluetooth接続ができ、ナビ機能などを使うことを前提にしている

 モバイルフォンを取り付けるためのホルダーや、充電するためのUSB Cポートがハンドルまわりに予め用意され、スマートフォンを取り付けた状態でコックピットまわりがデザインされています。つまり、スマホが後づけでジャマな存在ではないのです。

 見た目にスッキリと、モバイルフォンがコクピット周りに収まっていて、機能的にもナビの他、走行記録やバッテリーの残量情報(航続可能距離)などをディスプレイすることができます。

 さらに車体側のハンドルスイッチにて、ナビ画面を切り替えるなどスマホ・アプリを操作可能。グローブをはめた手で、タッチパネルが操作できないなんて心配はありません。

レスポンス異なる3つのモード

 車体側のメーターパネルでは、バッテリー充電レベルや航続可能距離、走行スタンバイ、速度、各種インジケーターを見やすく表示し、「PURE RIDE」画面に切り替えればスピードを大きく表示するなど賢い多機能メーターとなっています。

車体側のメーターパネルでは、バッテリー充電レベルや航続可能距離、走行スタンバイ、速度、各種インジケーターを見やすく表示
車体側のメーターパネルでは、バッテリー充電レベルや航続可能距離、走行スタンバイ、速度、各種インジケーターを見やすく表示

 スロットルレスポンスの異なる3つの走行モードが設定され、「FLOW」はソフトで穏やか、「SURF」は中間、「FLASH」にするとダイレクトで右手のスロットル操作によりリニアに反応します。

 いずれの走行モードでもMAXパワーは変わらず、異なるのはピークに達する5000rpmへ到達するまでのレスポンスです。

【画像】BMW MotorradのEV二輪車『CE 02』の詳細を画像で見る(20枚)

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