オフロードコースからストリートまで 「サーロン」の電動バイクをモタード仕様に

『SUR-RON(サーロン)』社製の電動オフロードバイクを取り扱うコハクジャパンは、『第51回 東京モーターサイクルショー』にブース出展し、モタード仕様にモディファイされた車両を展示しました。

半径30km程度なら、ストリートでも楽しめる?

『SUR-RON(サーロン)』社製の電動オフロードバイクを取り扱うコハクジャパンは、『第51回 東京モーターサイクルショー』(2024年3月22日~24日開催)にブース出展し、モタード仕様にモディファイされた車両を展示しました。

サーロン「ウルトラ・ビー」のモタード仕様(第51回 東京モーターサイクルショー)
サーロン「ウルトラ・ビー」のモタード仕様(第51回 東京モーターサイクルショー)

 サーロンの電動バイクは、保安部品を装備しないクローズドコース専用車両と公道仕様の両方が用意されており、MTB(マウンテンバイク)とオフロードバイクをミックスしたような軽量、スリム、コンパクトで扱いやすい「Light Bee(ライト・ビー)」をはじめ、排気量250cc相当のオフロードバイク「Storm Bee(ストーム・ビー)」、そしてその中間的存在となる「Ultra Bee(ウルトラ・ビー)」の3モデルをラインナップしています。

 ブースには全3モデルが並べられていましたが、「ウルトラ・ビー」には前後17インチのワイヤースポークホイールにオンロードタイヤが装着され、「モタード・モディファイ」と称して「モタードホイールキット」の販売にも積極的な展示内容となっていました。

 壁に掛けられたモニターでは、各モデルがオフロードをアグレッシブに走る映像をメインに、ショートサーキットを走るモタード仕様車の姿も流され、いずれのシーンでも純粋なファンライドを楽しめることがイメージできます。

サーロンのブースに展示された電動バイク。左から「ライト・ビー」、「ウルトラ・ビー(モタード仕様)」、「ストーム・ビー」(第51回 東京モーターサイクルショー)
サーロンのブースに展示された電動バイク。左から「ライト・ビー」、「ウルトラ・ビー(モタード仕様)」、「ストーム・ビー」(第51回 東京モーターサイクルショー)

 サーロンの車両は電動バイクによる国際レース『FIM E-XPLORER WORLD CUP』でも数チームが使用しており、大阪の「万博記念公園」で開催された2024年シーズンの開幕戦では、そのパフォーマンスを存分に発揮する姿が確認されました。ちなみに車両は「ウルトラ・ビー」の専用チューニング仕様です。

「モタードホイールキット」は全モデルに設定されており、出展者の1人は「注目度高いですよ! ストーム・ビーのモタード仕様で街中を走っていると、この姿でシューッと静かな音ですから」と笑顔で話します。

 取り外すことも可能な重さ約11~30kgのバッテリー(モデルによって異なる)は家庭用コンセントから充電可能で、公称の航続距離は70~140km(これもモデルによって異なる。もちろん使用状況によって大きく異なる)、充電時間は4~4.5時間となっています。

 これまではオフロードコースなどでのファンライドをメインに人気を集めてきましたが、モタード仕様とすることでショートサーキット、もしくは公道仕様でストリートまで、楽しみ方の選択肢が広がりを見せています。

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 2020年より国内への導入が始まったサーロンの電動バイクに関する詳細は、サーロン公式ホームページおよび取り扱い各店舗で確認できます。

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