無くなる前に乗っておきたい! スズキの原付一種スクーター『Let’s』に試乗したよ〜高梨はづきのきおくきろく。〜
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。2025年11月に施行される新排ガス規制により原付一種の生産が終了されます。50cc以下のモデルが無くなる前に一度乗っておきたかったスズキの原付一種スクーター『Let's(レッツ)』に試乗するよ!
無くなる前に乗っておきたかった原付一種スクーター!
皆さんこんにちは、高梨はづきです。
本日はスズキの原付一種スクーター『Let’s(レッツ)』をお届けしていくよー!
改めて、原付一種は50cc以下のモデルのことを指すのだけど、今や原付一種を日本国内で見ることが少なくなってきたよね。
もう既に知っている人は多いだろうけど、本日お届けするレッツは、2025年11月に施行される新排ガス規制により生産終了がアナウンスされているんだって。排ガス規制問題や利便性、需要と供給のバランスなど見ると、50ccモデルをこれから先も作り続けるのは厳しいのが現状みたい。
だからなのか、もう作らなくなってしまうと聞くと乗りたくなっちゃうのよねー!…ということで記念に乗りたい気持ちを編集長に伝えてお願いしたら乗らせてもらえることに♪(スズキさんありがとうございます!)
恒例の足付きチェックから
シート高695mmは、わたしの身長(158cm)でまたがると膝が曲がるほど余裕があって、ベタベタに足が着くよ。50ccのスクーターで足がつかないってことはあまりないんだろうけど、かなり低い部類に入るから、これなら小柄な人が乗っても安心だね。
車重は70kgで取り回しも気楽な気持ちで扱えて、またがった状態で動かすのはもちろんのこと、押し歩きしても立ちゴケする不安なくスイスイ動かせたよ。バイクから離れる時にかけるセンタースタンドも簡単に行えたし、取り回しに気負わなくていいのはポイント高いよね。
レッツのタンク容量は4.8Lだよ。速度30km/hで走ると1リッターあたり53.4km走行できるみたい。
計算すると、一回の給油で約256km走行可能なんだね。東京からだと、スズキの本社がある浜松くらいまではいけちゃうかな? 原付一種は高速道路には乗れないから下道オンリーになっちゃうけど、日々のちょっとそこまで・通勤・通学など、燃費が良い分、少ない給油回数で過ごせそうだね!
では発進していこう!
ブレーキが安全装置となっているので、ブレーキレバーを握ったらスターターボタンを押すとエンジンがかかるよ。ドュルルルンと原付一種ならではの軽快な音と振動を感じながら、いざ出発!
アクセルを少しひねっても、遊びがあるのですぐには発進せず、手首が曲がるくらいまでひねってから動き始めたよ。余韻を感じながら、その後グイーンと伸びがあるように加速していくのがいいね。
今回は、通行人・自転車・配送トラックなどが道路脇に停車していて、雑多な感じが下町らしさを感じさせるような商店街で試乗をさせてもらったの。
少しゴチャついた道だったけど、自転車みたいにサラ〜っと道路をスイスイ進んでいると、高校生時代に原付にはじめて乗った時の青春時代を思い出して楽しくなってきた。
足元のスペースは少し広めで、特に窮屈感もなく乗ることができた。
高身長の人や足が長い人はどうかなって思うけど、シートを後ろ気味に座ることで調節できるから、そこまで問題じゃなさそう。購入検討している人でそれでも不安な人は実際に座ってみた方がいいかもね。
とはいえ、レッツの歴史は1996年から登場して長期にわたって愛されているモデルだから、きっとその辺も日本人の体型に合わせて作られているんだろうし、乗れない人はいないと思うよ!
カーブ走行はというと、そこはスズキのロングセラー。不安なく、安定して曲がることができた。
Uターンも何の弊害もなくクルッと小回りできたし、トロトロ走ってもバランスを崩すことなく片足出せばすぐに支えられるから、軽さは正義だね。曲がる際に鳴るウィンカー音が、カッチカッチってレトロでかわいかったなぁ。みんなにも聞いて欲しい。