究極のスーパースポーツは次のステージへ ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」試乗……全開走行はサーキットで!! ホンダのスーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」(2020年型)と筆者(松井勉) サーキット走行に割り切ったレーシングポジション。ロア(アンダー)カウルはリアタイヤ近くまで伸ばし、空気抵抗の低減、路面がウエット時にはタイヤにかかる水を極力減らしてタイヤ温度とグリップ力の低下を抑止する デュアルヘッドライトにはLEDを採用。外側2灯が常時、内側2灯がハイビーム。真ん中にある空洞は走行風をエアボックスへ効率よく導入するラムエアダクト 排気量999ccの水冷直列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。燃料タンク上面は従来モデルに比べ45mm低く、ライダーがより深くスクリーンの内側へもぐりこめるよう設計することで前面投影面積縮小に寄与している シートは燃料タンク後部からシート前部へ細く絞られた形状でつながり、シート後部に幅を持たせることでコンパクトなライディングポジションを形成する 低く横に開いたセパレートハンドル。左側スイッチボックスにはTFT液晶メーターを確認しながらライディングモードの設置や表示選択など、上下左右方向の操作スイッチがコンパクトにまとめられている スーパースポーツマシンの装備としては当たり前のようになっているウイングレットは、サイドカウルのダクト内に隠れるように縦に3枚設置。高速域でのダウンフォース効果や加速時のウイリー抑制など、車体に影響する空気の流れは無視できないものに テールランプ、前後ウインカーにもLEDを採用。小型ながら被視認性に優れる フロントブレーキにはダブルディスク、ブレンボ製高性能ブレーキキャリパーをラジアルマントで装備 リアブレーキにはMotoGPマシン「RC213V-S」と同様のブレンボ製キャリパーを採用 「SP」には、より素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準装備 深いバンク角を確保するためテールエンドに向かってストレートに伸びるマフラーは、アクラポビッチ社と共同開発された軽量なチタン製 ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」(2020年型)に試乗する筆者(松井勉) ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」(2020年型)カラー:グランプリレッド 5インチのフルカラーTFT液晶ディスプレイには走行状況や電子制御の状態など多くの情報が表示される。タコメーターはアナログタイプのほか好みに応じて変更可能 開発コンセプトのとおり、トラックでこそ本領を発揮する この画像の記事を読む 使いやすくて多機能な最新インカムを体験! ビーコムユーザーの夜道雪はどう評価? 画像ギャラリー