ヒストリーの記事一覧
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ホンダ「バイアルスTL125」に宿る、トライアルへの情熱とトレッキングの芽生え
2024.03.181973年のホンダ「バイアルスTL125」発売を機に、国内でトライアルブームが巻き起こりましたが、強過ぎた競技志向の影響で収束します。そして1981年発売の「イーハトーブ」はトレッキングの楽しさを提案し、大ヒット作になりました。
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当時の若者やWRCでも乗り手のハートを鷲掴み! トヨタ「セリカ GT-FOUR」とは
2024.03.14モータースポーツ界の生き字引、現役レーサーの木下隆之氏の新連載コラム「木下隆之のヒストリカルパレード(通称:ヒスパレ)」がスタート! 連載第3回目は、1986年にトヨタが3S-GTEU型DOHCターボを搭載するフルタイム4WD「セリカGT-FOUR」を発表した。この年からWRCに本格参戦を果たした「セリカGT-FOUR」について、発売当時の世間の状況を踏まえ解説します。
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「リトルホンダ」を名乗るホンダのモペット「P25」はオシャレな人のペット・カーだった
2024.03.111966年にホンダがリリースした「リトルホンダP25」は、女性ユーザーをターゲットに自転車感覚で乗れるよう開発されたモペットタイプの乗りものです。「ワン・ツー・スリー!」でエンジンが始動するペダルスタート式の後輪内水平SOHCエンジンを搭載していました。
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量産市販バイクとしては世界初!! DOHCエンジン搭載のホンダ「ドリームCB450」とは?
2024.03.041965年に登場したホンダ「ドリームCB450」は、国内外の大型二輪車市場開拓のために開発され、排気量450ccクラスのDOHCエンジンを搭載していました。北米市場を争う650ccクラスの欧州メーカーに並ぶ性能を持ちながら「ビッグ・イズ・ベター」を覆せなかった超高速車だったのです。
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バイクで世界初の水冷90度V型4気筒エンジン搭載 ホンダ「VF750マグナ」は近未来クルーザーだった
2024.02.26ホンダ「VF750マグナ」(1982年発売)は、V型4気筒エンジンを搭載する新たなアメリカン・カスタムとして新登場しました。堂々としたスタイルとスポーツバイク並みの高性能を備え、アメリカを拠点にホンダの若いスタッフ達が生み出した、近未来への答えでした。
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ホンダのバイク世界生産累計4億台の最初の1台は、1949年に登場した「ドリームD型」だった
2024.02.191949年に本格的バイクの生産を開始したホンダの最初の1台は、排気量98ccのお洒落な「ドリームD型」でした。エンジンも車体も自社で設計開発し、クラッチ操作不要の自動変速、ユーザーフレンドリーな作り込みは、現代まで繋がるホンダのDNAなのでしょうか。
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ホンダ初の本格オン/オフモデル「SL250S」はオフロードバイクブームの源流だった!?
2024.02.121972年に登場したホンダ「SL250S」は、空冷4ストローク単気筒SOHC4バルブのハイメカ&本格的オフ車の足まわりを装備した、ホンダ初のオン/オフ車です。オフロード競技車両とは異なる、公道用オフロード車だったのです。
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原付バイクの珍種!? ホンダ「モトラ」は野性味あるデザインで機能が充実
2024.02.051980年代のバイクブーム×アウトドアブームが生んだヘビーデューティな原付バイク、ホンダ「モトラ」は、小さな車体で大きく遊べる異端のレジャーバイクでした。
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国産車として初の世界GP優勝マシン ホンダ「RC143」の栄光と道のりとは
2024.01.29ホンダは世界GP参戦から3年目の1961年に、新型「RC144」を投入するもオーバーヒート症状で出走できず、前年のマシン「RC143」で開幕戦を迎え、念願の初優勝を獲得しました。はたしてどのようにして栄光のチェッカーフラッグを受けたのでしょうか。
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究極の2ストローク実験エンジンでラリー完走! 1995年のホンダ「EXP-2」と「AR燃焼」とは?
2024.01.26ホンダは1995年、2ストロークエンジンの低回転域での不整燃焼を解決し、排気ガスのエミッション低減、燃費や操縦性の向上まで叶えた「AR燃焼」技術を導入し、世界で最も過酷なラリーに実験機「EXP-2」で参戦、完走を果たしました。