ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が16年ぶり再タッグ!『キャッシュトラック』

ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が16年ぶりにタッグを組んだ、過去の代表作とは一味違う、重厚なクライム・サスペンスアクション『キャッシュトラック』が、2021年10月8日(金)より全国公開されます。

今度のガイ・リッチー×ステイサムは一味違う

 ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が16年ぶりにタッグを組んだ『キャッシュトラック』は、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)や『スナッチ』(2000年)など過去の代表作とは一味違う、重厚なクライム・サスペンスアクションに仕上がっています。

『キャッシュトラック』(c)2021 MIRAMAX DISTRIBUTION SERVICES, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 本作でステイサムが演じるのは、ハイリスクな現金輸送を専門とする武装警備会社で働きはじめた謎多き男。しかも勤務開始早々、襲ってきた強盗たちを一瞬でやっつけてしまい、金を守り同僚の命を救った! とヒーロー扱いされます。しかし数カ月後、再び襲ってきた強盗たちは、彼の顔を見るなり一目散に逃げ出してしまいました。彼の武勇伝が裏社会に広まっていたと考えるのが普通かもしれませんが、上司のブレットたちは「なにか怪しい……」と彼の過去を疑いはじめます。

 中盤からアッと驚く展開が続くのでネタバレは絶対NGですが、ステイサムとガイ・リッチーの作品が好きならば、本作が過去のそれとは異なる雰囲気を放っていることに、すぐ気づくでしょう。コックニー訛り(ロンドン労働者階級の方言)で話すキャラクターや、スピーディーなカメラワーク/編集が、本作にはほとんど見られないのです。むしろどっしりと構えた重厚な演出からは、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』(2008年)のような雰囲気も漂っています。

 なお『キャッシュトラック』というタイトルどおり、本作は現金輸送車が重要な舞台となるわけですが、強盗たちは機動力で勝るバイクを活用しています。なかでもチャイナタウンでの襲撃シーンでは、2019 Triumph Scrambler 1200 XEを駆る強盗が登場。とはいえ、ステイサム演じる謎の男、通称“H”の顔を見るなり、慌てて逃げ出してしまうのですが……。

『キャッシュトラック』(c)2021 MIRAMAX DISTRIBUTION SERVICES, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

 現金輸送という責任と危険が伴う仕事をフィーチャーし、裏社会で生きる人々の怪しい影を散りばめた本作。緊張感で全身が痺れるようなクライム・サスペンスを、ひさしぶりに映画館で観たい! という人には絶対におすすめしたい『キャッシュトラック』は、2021年10月8日(金)より新宿バルト9ほか全国公開です。

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