バイクの運搬に便利なトランポ 車中で過ごす時間をより快適にするアイテムとは

バイクライフに、あれば便利なトランポ(=トランスポーターの略)は、その名の通り物を運ぶための車です。ここではトランポで過ごす時間をより快適にしてくれるアイテムや装備をご紹介します。

追求したらキリがない? だけど楽しいトランポ快適術

 バイクライフに、あると便利なトランポ(=トランスポーターの略)は、バイクや道具を積載して快適な移動を可能とする(夢のような)乗りものです。競技車両(公道走行不可)でサーキットやオフロードコースでの走行を楽しむ人にとって、バイク(2輪)とトランポ(4輪)の6輪生活は日常かもしれません。ここではトランポで過ごす時間をより快適にする装備やアイテムをいくつかご紹介します。

車内に「ベッドキット」が設置されたトランポ(写真は日産キャラバン)。使用しないときはベッドの板を壁面に収納

 トランポのプロショップでは定番商品となっている「ベッドキット」は、トランポ快適装備の最たるものではないでしょうか。その名の通り、車中泊のためのベッドです。トランポの車種によってはフルフラットにできるシートもあり、また車内の床にコット(簡易ベッド)を置くなどすれば、必ずしもベッドキットが必要というわけではありません。しかしベッドキットの有用な面は寝心地の良さだけではなく、サイドボックスを収納スペースとして使えることにあります。

 ライダーの装備やバイクの整備に必要な工具など、何かと必要な物が多いライダーにとって、すぐに取り出したい物や普段は隠しておきたい物など、スマートに収納できるというメリットは見逃せません。

 また、ベッドキットの中にはバイクを1台積載した状態でも1人分のベッドを展開可能な片面折りたたみ式や、家族で移動する際に2段ベッドとして展開するものなどもあります。

セカンドシートや荷台スペースに取り外し可能なテーブルを設置することで、食事や仕事などのスペースになる

 トランポの中で休憩や食事をする際に便利なのが、取り外し可能なテーブルです。これはちょっとしたワークスペースにもなりますので、車中で仕事をすることがある人にも向いています。ほかにもTVモニターを設置するなど、車中で過ごす時間を快適にするアイテムは色々あります。

 収納という面では、棚を自作したり、プロショップに依頼することがあります。とくに天井部分はデッドスペースになりがちなので、ここにはヘルメットトレーの設置がオススメです。シュラフやテントといった、比較的軽量でかさばる物は、収納棚に納めると良いでしょう。

置き場に困りがちなヘルメットは、天井のデッドスペースを活用したトレーに収める方法もある

 近年あらためて注目されているのが電源の確保です。サブバッテリーの装備はトランポづくりやキャンピングカーづくりの定番となっており、エンジンをかけることなくヒーターやクーラーの使用が可能、電化製品も使えるなど便利な面は多々ありますが、最近はポータブル電源が多く販売されており、スマホやタブレットの充電だけでなく、扇風機や電気毛布、照明器具などにも有用なアイテムとなっています。

電動式シャワーを装備することで運動後の汗を流すことができる。シャワーシステムは車内に格納してあるので、取り出し口にシャワーホースをつなぐだけ。写真はOGUshow(オグショー)製

 そのほか、電動のシャワー、普段はトランポの側面上部に格納するサイドオーニングなど、バラエティ豊かな装備やアイテムがたくさんあります。その中から自分のトランポライフに合ったものを選択すれば、より快適で充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。

【了】

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