ホンダ「EZ-9」インスパイアの電動車に限定モデル登場

　スピードマスター株式会社は、イタリアのバイクブランド「FELO」の限定モデル「SIC58 Limited Edition」を日本初公開するとともに、予約販売を開始しました。

　上海のホンダ上席スタッフとして勤務した後、独立したジャン・ジンギー（Zhang Jingyi）氏が立ち上げたFELOの「FW-03 Type2」をベースにしたSIC58 Limited Editionは、2008年のロードレース世界選手権において250ccクラスのチャンピオンとなり、2010年からは最高峰のMotoGPクラスに参戦するも、レース中の事故により24歳でこの世を去ったライダー、マルコ・シモンチェリ選手を追悼する特別な一台です。

　1990年発表のホンダ「EZ-9」にインスパイアを受けたFW-03は、容量72V58Ahのバッテリー（脱着不可）と97kgの軽量な車体により、シティライドからオフロードまで軽快な走行を実現。

　CBS（前後輪連動ブレーキングシステム）ディスクブレーキや視認性に優れた5インチLCDディスプレイ、ウインカーを内蔵したナックルガードなどを備えることで、優れた安全性とスタイリッシュなフォルムを両立しています。

　また、特別仕様車のSIC58 Limited Editionにおいては、マルコ・シモンチェリ選手が駆ったマシンを模したグラフィックを施したモデルで、ヒョウの斑点をイメージしたデザインを取り入れることでスピードと敏捷性を強調しています。

FW-03の価格（消費税10%込）は68万2000円で、専用充電器を使用することで6〜7時時間で満充電可能です。