“高校生”ライダーが伊豆中央署で「安全運転宣言」 静岡県「原動機研究部」 白バイ先導で市長とツーリング実施 教育委員会が初の“後援”【2026年10月17日開催】
静岡県伊豆地方でバイクを利用する高校生らが、伊豆中央警察署へ「安全運転宣言書」を届けました。バイク愛好者が集まる課外クラブ「原動機研究部」の部長として、交通安全啓発パレードへの協力に対するお礼と、安全運転の決意を改めて表明するために訪れたものです。
「言われたから守る」ではなく「好きだから自分の意思」で
静岡県伊豆地方の高校や高等専門学校の生徒と、部員OBで作る「原動機研究部」(通称:原研)の髙橋智久部長が2026年10月15日、県警伊豆中央署交通課を訪れました。
翌々日の17日に原研が主催する「菊池市長と廻る伊豆市ツーリング」の出発式では、交通安全啓発パレードが行われます。その協力を得られることになった感謝と、部員の安全運転の決意を改めて表明するための訪問です。
髙橋部長は三木秀行課長を前に、次のように宣言しました。
「私たち高校生には、バイクで見たい景色があります。行ってみたい場所があります。そして、バイクを通じて出会いたい仲間がいます。だからこそ、交通ルールを守り、自分の命も、仲間の命も大切にします。誰かに言われたから守るのではなく、バイクが好きだからこそ、自分の意思で安全運転を実践します。地域の皆さんから信頼されるライダーになることを、ここに宣言します」
伊豆中央署は17日のツーリング出発式で、交通安全啓発を実施します。式典では、ツーリングにも参加する伊豆市の菊池豊市長が挨拶し、続いて交通課が安全講話を行う予定です。
その後、白バイを先頭に、パトカーを最後尾に付けた交通安全啓発パレードが実施される予定ですが、そこに原研の部員が乗るバイクが連なります。現役高校生と部員OBら約20人が、警察官と共に参加します。
免許取得の条件は「校内にバイクで乗り入れないこと」
髙橋部長は高校2年生です。約1年前に原研に加わり、2年生で原動機付自転車の運転免許を取得しました。
在籍校には免許の取得を制限する規則がなく、取得の条件は「校内にバイクで乗り入れないこと」だったといいます。現在は「最寄り駅の駐車場にバイクを止めて通学に使っている」と話しています。

県内で展開された高校生に対する厳しい運転の制限は、生徒自身のバイクへの関心が急落していることから、問題とされることが減る傾向にあります。
また、交通空白区を埋める通学の代替手段として、必要性が高まってきました。
原研は発足から5年。これまでも、安全啓発と伊豆市の観光振興を兼ねたイベントとしてツーリングを開催してきました。
こうした活動が認められ、今回のツーリングには伊豆市教育委員会が初めて後援に加わりました。
Writer: 中島みなみ
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。





