往年の「ゴロワーズカラー」復活!? 80年代グランプリの意匠と最新電子制御を融合した「XSR900 GP」2027年モデルを欧州で発表
ヤマハ・ヨーロッパは2026年10月、900ccアーバンレトロモーターサイクル「XSR900 GP」の2027年モデルを発表しました。
ファン垂涎の「ゴロワーズ風カラー」が登場
ヤマハ・ヨーロッパは2026年10月、900ccアーバンレトロモーターサイクル「XSR900 GP」の2027年モデルを発表しました。
XSR900 GPは1980年代から90年代のグランプリレーサーを彷彿とさせる外装デザインに、最新の電子制御技術を組み合わせたスポーツヘリテージモデルです。
2027年モデルでは、1970年〜80年代にかけて世界グランプリ(WGP)などで活躍したフランスのたばこブランド「ゴロワーズ(GAULOISES)」の青と黄色(またはオレンジ)を基調とした伝統的なレーシングカラー(ゴロワーズカラー)を彷彿とさせる「レジェンドブルー」のほか、「レジェンドイエロー」、「レジェンドレッド」、「パワーグレー」の4色が用意されています。
外装面では、1980年代のグランプリレース”黄金時代”を想起させるアッパーカウルを採用しています。カウルと独立したナックルガードの組み合わせは、ヤマハのワークスマシン「YZR500」の雰囲気を醸し出すとともに、空力効果の向上により最高速度と加速力を高める機能的な役割も担っています。
パッセンジャーシートにはボディ同色のシートカバーが装着されており、80年代風の箱型リアエンドによるレーサールックを完成させています。シートカバーはタンデム(2人乗り)走行時に取り外すことが可能です。
シート下にはクローズドタイプのサイドパネルが追加されており、レーススタイルのDリングファスナーで固定されているため、素早く簡単に取り外しができます。
シャシーには、ヤマハが1980年代のグランプリマシンで初めて採用したデルタボックススタイルのフレームを採用しています。このフレームは軽量かつ俊敏な特性を持ち、890cc CP3エンジンとの組み合わせによってスポーティなライディングポジションに最適化されています。
搭載エンジンはEU5+排出ガス規制に適合した890cc並列3気筒(CP3)エンジンです。高トルク特性とし、スロットル操作に応じた3気筒特有の音響が加速感を高めており、CP3シリーズの中で最もスポーティなライディング体験を提供するモデルと位置づけられています。
電子制御系には、スーパースポーツモデルのフラッグシップ「YZF-R1」由来の6軸IMU(慣性計測ユニット)を採用しています。これにより、バンク角検知型トラクションコントロール、ABS(アンチロックブレーキシステム)、スライドコントロール、前輪リフトコントロールシステムといった広範なライダー支援機能を統合的に制御します。

また、ライダーは「ヤマハライドコントロール(YRC)」を通じて、エンジン出力特性とライダー支援機能の介入レベルを選択できます。工場出荷時には「SPORT」「STREET」「RAIN」の3つのプリセットライディングモードが設定されており、これに加えて手動調整可能な2つの「CUSTOM」設定も備えています。
変速システムには、加速時のシフトアップおよびシフトダウンの両方でクラッチ操作なしのギアチェンジを可能にする第3世代クイックシフターを搭載しています。長距離走行の快適性を高めるクルーズコントロールも標準装備されており、A&S(アシスト&スリッパー)クラッチがスポーティな走行時の車体挙動を安定させます。
サスペンションには、前後ともにフルアジャスタブル仕様のKYB製ユニットを採用しています。フロントには倒立フォーク、リアにはリンク式サスペンションを組み合わせ、スポーティなライディングスタイルに対応するハンドリングに最適化されています。
ホイールはヤマハ独自の”スピンフォージング”技術によって製造された軽量品で、サスペンションの応答性と車体の敏捷性・安定性の向上に寄与しています。タイヤにはブリヂストン製「Battlax Hypersport S23」を装着し、コーナリングおよびブレーキング時のグリップ性能を最大化しています。
ライディングポジションは、トップブリッジ(トップヨーク)上部に固定されたライザークリップオンハンドル(セパレートハンドル)によって、ライダーの上体をより前傾させるレーシーなスタイルを実現しつつ、公道走行に必要な快適性も確保しています。アルミダイキャスト製フットペグは上下2段階の位置調整に対応しており、ライダーの体格や好みに合わせたエルゴノミクスの設定が可能です。
コックピットには5インチフルカラーTFTディスプレイを搭載しており、往年のレース用バイクにインスパイアされたアナログ風タコメーターを含む4つのディスプレイテーマから選択でき、スマートフォンとの接続機能も標準装備されています。無料の「MyRide」アプリを通じて車両とスマートフォンをリンクさせることで、走行中の常時接続が可能です。
































