ヤマハ「SR400」のエキパイ曲げ工程はなぜ手作業? 自動化しない理由とは

曲げる前の鉄パイプは中空の二重管構造の状態で搬入される
汎用ベンダーにアールの異なる治具をセットしながら真っすぐの鉄パイプを曲げていく(1つ目の曲げ工程)
曲げ工程2回目は別のベンダーにセットして緩やかな弧を描く
曲げ工程3回目でマフラーにつながる角度をつくる
曲げ工程を終えたら「ベルトン(ベルトサンダー)」でジグの跡などをベルト研磨し、バフ掛けで表面に艶が出るほど磨き上げて「荒仕上げ」を施す
ベルトン(ベルトサンダー)で研磨後にバフ掛けを施す
荒仕上げの加工前(左)と加工後(右)
SR専用エリア(工区)には年季の入った汎用ベンダーなどの設備が配置される
現行モデル(MT-07、MT-09、YZF-R1など)の製造エリアではNCベンダーなどの導入によりオートメーション化が進み手作業での加工は見られない
1978年よりSRのエキゾーストパイプを製造するサクラ工業株式会社(静岡県浜松市)の社章(シンボルマーク)は桜の花びらに「S」の文字を重ねたデザイン
曲げ工程を終えたヤマハ「SR400」のエキゾーストパイプ
エキゾーストラインが車体デザインのひとつとして存在しているヤマハ「SR400」(2019年型)
SRの車体組み立ては、ヤマハ発動機の工場で2人の技術者が車体の左右に立ち500以上の工程を黙々とこなす

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