シンプルなデザインだからこそ、カスタムの可能性を感じる 新時代の水冷DOHCハーレー「ナイトスター スペシャル」

ナイトスターと異なり、“スペシャル”は最初からタンデムを想定したパッセンジャーシートを装備。こうした部分にもシティーコミューターとしての機能性の高さが伺えます。
ナイトスタースペシャル、その外観的な特徴のひとつがこちらのビキニカウル。往年のXLCRのようにスポーティーなイメージを演出します。
リアまわりのデザインはあくまでもシンプル。フェンダーの形状やストラットも空冷スポーツスターからの系譜を感じさせるものとなっています。
メーターはスピード、タコ、インジケーターを備えるオールインワン。TFTディスプレイ画面にすべての計器類が集約され、モバイルデバイスとBluetoothに接続することで様々なインフォテイメント(情報)が表示されます。iOSやアンドロイド用H-Dアプリと連動させればオンスクリーンナビ機能も装備されています。
車体の低重心化を狙ってガソリンタンクはシート下に配置。燃料ポンプでEFIにガソリンが送り込まれる構造となっています。
本来、タンクがあるべきこの箇所はエアクリーナーが鎮座。過去のスポーツスターの2.5ガロンティアドロップタンクを彷彿とさせるデザインが伝統を感じさせるものとなっています。個人的にはカウルを備える“スペシャル”の方にバー&シールドのデザインが採用されれば、さらにXLCR的なムードになったのでは? とも思う部分です。
ステップはスポーツ系らしくミッドコントロールを採用。やはり“スポーツスター”の系統であることを考えるとこちらのポジションの方がしっくりきます。
ハーレーダビッドソン「スポーツスター スペシャル」に乗る筆者(渡辺まこと)
往年のスポーツスターを彷彿とさせるシンプルなデザインが“ナイトスター”の魅力。コンパクトなビキニカウルを備える“スペシャル”は、よりスポーティーなイメージに仕上げられています
様々な情報が収められたメーター。往年のモデル同様、ラウンド形状とされています。
スポーツスター スペシャルではタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)搭載の新デザイン・アルミホイールを採用
往年のスポーツスターを彷彿とさせるシンプルなデザインが“ナイトスター”の魅力。コンパクトなビキニカウルを備える“スペシャル”は、よりスポーティーなイメージに仕上げられています
ハーレーダビッドソン「スポーツスター スペシャル」に乗る筆者(渡辺まこと)
排気量975ccの水冷レボリューションマックスは最高出力89HP / 7500rpm、最大トルク95Nm / 5750rpmを発揮。1250ccのパンアメリカやスポーツスターSに比べるとおとなしい印象の乗り味ですが、ビギナーや女性にはこちらの方がオススメかもしれません
往年のスポーツスターを彷彿とさせるシンプルなデザインが“ナイトスター”の魅力。コンパクトなビキニカウルを備える“スペシャル”は、よりスポーティーなイメージに仕上げられています

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