ホンダ「ベンリイ」のルーツは1950年代!? 125ccでも免許不要で乗れる「便利」なバイクだった

この時期のラインナップは「ベンリイ」が排気量125ccのOHVで、「ドリーム」が排気量250ccと350ccのSOHCエンジンを搭載していた。車体デザインのイメージは共通
ハンドル右手は前ブレーキ、左手はクラッチと通常通りだが、レバーの支点がハンドル端にあるオポジットレバーを採用。ケーブル類はハンドルの中を通るので見た目スッキリ
ハンドル右手は前ブレーキ、左手はクラッチと通常通りだが、レバーの支点がハンドル端にあるオポジットレバーを採用。ケーブル類はハンドルの中を通るので見た目スッキリ
シーソー式スイングアームではショックを吸収しきれなかったのか、サドルシートの下にスプリングも装備している。タンクパッドも大ぶり
OHVだが吸排気バルブは前後ではなく左右に配置。シリンダー後方のひときわ太いナットがスイングアームピボットで、ここを支点にエンジンごとスイングする
「ベンリイ」シリーズの初期型「ベンリイJ型」では、ライトカバーがなくスポーティな印象(2024年3月以降に撮影)
初期型の「ベンリイ」はリアクッションに2本ショックが無く、現代のモノサスペンション車のようにすっきりしたスタイリング。スイングアームの動きはエンジン後部の小さなスプリングで制御していた(2024年3月以降に撮影)
安価で便利な1955年型のホンダ「ベンリイJB型」は、排気量125ccの空冷4ストローク単気筒OHVエンジンに、シーソー式リアサスペンションを採用した意欲作だった
エンジンとスイングアームが固定されて、シリンダー後方に見えるボルトを支点にシーソーのように作動し路面からのショックを吸収。スイングアーム形状もまた秀逸
ドライブチェーンとリアのドラムブレーキ、さらにマフラーも右出しで、キックペダルは左側へ。マフラー形状は旧車でよく見るタイプ
奥にあるホンダ「ドリームSA型」と比べると、細くて軽快なイメージの「ベンリイJB型」(手前)。精悍なスタイルは万人に好まれる美しさだった

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