ホンダ「スーパーカブC100」マフラーからの白煙対策再確認 同い年のバイク=スーパーカブと生きるバイクライフ VOL.21 バルブステム径が同一のC50系とC100系エンジン。したがって、C50系エンジンに標準装備されるバルブステムシール周りの純正部品を購入し、C100エンジンで使えるようにバルブガイドを製作して頂き入れ換えました。このようなエンジン部品加工=内燃機加工はiB井上ボーリングさんへ依頼しました。頼もしいプロショップです 3ピースのオイルリングを採用した現代的なピストン(左)に対し、一体鋳造タイプのオイルリングを採用しているC100ピストン(右)。一体鋳造のオイルリングは、その後のOHCエンジンでも末長く標準採用されています。3ピースのオイルリングを使いたかった理由は、あくまでぼく個人の考えです、実践して良かったと思っています φ40ミリSTDピストンで排気量が49ccのC100に対して,スズキGF250用のφ44ミリSTDピストンで排気量が60ccとなる現状エンジン。車両登録は、原付二種の黄色ナンバーになります。排気量変更に伴うキャブセッティングはキースター製燃調キットで行いました。C100用キットでセッティング対応可能でした 20kmほどの試運転を数日行った後にスパークプラグの焼け具合を確認してみました。ご覧の通りのコンディションで、プラグ座のネジ部周辺が燻っているのは、エンジン暖機時にティクラ+スターターチョークを利用しているからだと思います。完全暖機後にスパークプラグをブラッシング清掃して、その後、試運転へ出掛けると、このような燻り症状にはなりません。良い感じにセッティングは出ていると思います 以前に見せて頂いたメーカー資料を参考にすると、このC100のフレーム番号頭文字の「F」だと1962年9月末から10月前半ころ生産車になるようです。「G」になると10月下旬以降になるようでした。自分の生誕年と同じ生誕年に生産されたバイクのオーナーになるという文化!? は、ハーレー・ダビッドソンのファンのあいだではポピュラーなのかも知れません。以前にアメリカへ長期出張していた時に、旧車好きのハーレーオーナーさんからそんなお話しを伺いました。歴史があるモデルだからこそ楽しめる「こだわり」ですね 最初に購入したM頭文字のC100のエンジン始動するとマフラーからは驚くほど白煙が。現在所有する車両では様々な対策を施し白煙も皆無です ぼくの生誕年月と同じ1962年10月頃の生産車と思われる、ホンダスーパーカブC100。カラーリングの名称は「ディープグリーン」です。フルレストアすることなく、現状維持で走らせていこうと思いますが、前後スポークだけはユニクロメッキの輝きが欲しいです C100に限らず、4ストロークエンジンメンテナンスの基本が、エンジンオイル交換です。エンジン始動時には暖機運転が必要だと思います。単に長い時間、エンジン暖機すれば良いのではなく、エンジン始動後、低回転域で走らせながら暖機するのが良いと思います 吸排気バルブの白煙対策用構成部品になります。下段の左部品は、シリンダーヘッドと同じ鋳鉄素材から削り出されたバルブガイドで、このガイドのトップへステムシール→シールキャップ→スプリングシートの順で組み付けることで、スプリングシートをインナーバルブスプリングが押し込みセットアップされます。C50系エンジンのステムシールは排気バルブにだけ装備されています 左がC100純正ピストンで、右が加工途中のスズキGF250ピストンになります。ピストンピン径はGF250のφ12ミリをC100と同じφ13ミリへと加工拡大して頂きました。次のエンジン分解時には、ピストンを軽量加工たいと思います。軽量加工によってエンジン振動を減らすことができるかも!? 現状で振動が気になることはありませんが この画像の記事を読む バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 思い切って寝かせられるスポーツタイヤがブリヂストンからデビュー! 画像ギャラリー LINE (Twitter) Facebook Hatena TOPページへ 戻る 最新記事 「高野龍神スカイライン」走破! 和歌山県の舗装路最高地点『道の駅 ごまさんスカイタワー』へ ロイヤルエンフィールド新型「ベア650」の乗り味は? カリフォルニアで歴史を刻んだモダン・スクランブラー 語源が同じって知ってた? 方向指示器の「ウインカー」と片目をつぶる「ウインク」の知られざる関係とは 250ccクラスにもラインナップ! ツアラータイプのバイクの特徴とは 大幅刷新したヤマハのアドベンチャー 「Tenere700」2025年モデル発表