ヤマハ新型「MT-03」欧州で発表!! 採用された鋭いフロントマスクは新たなMTシリーズの幕開けか!?

新型「MT-03」が欧州ヤマハから発表されました。刷新された外観や最新技術が多数採用されており、次世代MTシリーズの進化を垣間見ることができます。

新たなるダークサイドへの提案とは?

 新型「MT-03」の概要が欧州ヤマハから発表されました。2013年にThe Dark Side of Japan(日本の闇)と銘打たれ発売されたMT-09は、ヤマハの新時代を切り開きました。ヨーロッパでは、近年ベストセラーに挙げられるハイパーネイキッドセグメントに属しているだけでなく、Dark Side of Japanの哲学は広く欧州で認識されており、日本の起源との強いつながりを象徴し、卓越したパフォーマンスやブランドの生来の興奮とスリルの価値を表すことで、MTに乗るライダー達が型にはまらない態度を称賛しています。

欧州で発表されたヤマハ新型「MT-03」

 ヤマハは、MTシリーズの導入により、自分自身を表現する新たな方法を探しているライダーを対象に、新しいタイプのバイクを送り出しています。ハイパーネイキッドは絶えず進化しています。これは新型MT-03を見ても明らかです。

 新型MT-03は、排気量321ccの2気筒エンジンや軽快なハンドリング、外観はMT-09のDNAを強く受け継ぐ次世代MTデザインを取り入れ、MTファミリーのシグネチャーデザインと完全に一致しています。ヤマハのMTモデルは、エンジン周辺の「ぎっしり詰まった」外観を特徴とするユニークなデザインで、他のモデルとは一線を画す印象の強いシルエットで新型MT-03も踏襲しています。

 MT-03は、デュアルスラントアイポジションライトを備えたアグレッシブなフロントカウルアに、小型ながら強力なLEDヘッドライトが中央下に目立たないように配置されています。さらに、スリムで軽量な新しいLEDウインカーは、ポジションライトとヘッドライトを完全に補完しています。

321cc 2気筒エンジン搭載

 MT-03には、より低い回転数ではるかに滑らかな感覚を実現する321cc 2気筒エンジンが搭載されています。その内部構造は、耐摩耗性を向上させる浸炭コンロッドと軽量の耐熱鍛造ピストンが採用されており、その往復運動の軽量化により振動が軽減され、スロットル応答が向上しています。オールアルミ製のDiASilシリンダーは、エンジンパワーの損失を低減する優れた放熱特性を実現しています。

 新型の最も重要なアップグレードは、ブレーキ、加速、コーナリング中のハンドリングパフォーマンスを向上させる新しい仕様の倒立フォークの装備です。ゴールドのアウターチューブと37mmインナーチューブを特長とする新しいフォークは、アグレッシブなフロントカウルとデュアルポジションライトとともに、MTの存在感を増しています。

 ヤマハは、YZF-R1 に非対称のスイングアームコンセプトを最初に導入しました。同じ技術が新型MT-03にも使用されています。長さ573mmの非対称スイングアームは、路面に対するバイクの角度のばらつきを低減し、ブレーキ、コーナリング、加速時の高度な制御を実現します。

 軽量ダイヤモンド型チューブラースチールフレームは、シャーシの重量を最小限に抑え、新採用の37mm倒立フォークと改良されたリアサスペンションを装備することによりMT-03は軽快でスポーティな乗り心地を実現しています。

デュアルスラントアイポジションライトと小型のLEDヘッドライトを備えたフロントマスク

 MT-03は、新しい幅広の燃料タンクと改良されたスリムな中央部、低いシート高や高いマウントのハンドルバーなどにより、自然で人間工学に基づいたライディングポジションを実現しています。

【了】

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