韓国の歴史の闇に迫るイ・ビョンホン主演の歴史映画『KCIA 南山の部長たち』

1979年に韓国で発生した情報機関トップによる大統領射殺事件を基にした『KCIA 南山の部長たち』が2021年1月22日(金)より全国ロードショーされます。

世界に衝撃を与えた大統領射殺事件

 1979年に韓国で発生し、世界中に衝撃を与えた事件を基にした歴史映画『KCIA 南山の部長たち』が2021年1月22日(金)からシネマート新宿ほかで全国ロードショーされます。

世界中に衝撃を与えた事件を基にした歴史映画『KCIA 南山の部長たち』(c) 2020 SHOWBOX, HIVE MEDIA CORP AND GEMSTONE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

 軍事クーデターで政権を握り、独裁者と批判されるほど絶大な権勢を振るったパク・チョンヒ(朴正煕)大統領が、自らの側近であった中央情報部(通称:KCIA)部長のキム・ジェギュ(金載圭)に殺害されたという衝撃の事件を、あくまで「実話を基にしたフィクションである」としながら重厚な雰囲気で描きます。

 権力闘争の果ての凶行なのか、独裁政治の横暴に対する義憤に駆られたためなのか。ベストセラーとなったノンフィクションを原作に、歴史の闇に肉薄してゆく本作で主演を務めたのは人気・実力ともに韓国を代表するトップスター、イ・ビョンホン。愛国心と大統領への崇拝、そして静かに燃える野心との間で葛藤するキム部長を、圧倒的な説得力をもった演技で体現します。彼の演技については共演者のクァク・ドウォンも、「もし<完璧な俳優>というものが存在するとしたら、それは彼のことです。理性的な思考の中にもしっかり感情の核を持ち合わせている」と絶賛したそうです。

 韓国製西部劇の『グッド・バッド・ウィアード』(2008年)で、バイクや車が入り乱れる大陸の荒野で大悪党として活躍したイ・ビョンホン。近年では『G.I.ジョー』シリーズや『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)などでハリウッド進出も果たした彼のキャリア最高ともいわれる演技に注目です。

 前代未聞の権力と情報を握っていたといわれるKCIAのトップがなぜ大統領を射殺したのか。『KCIA 南山の部長たち』は2021年1月22日(金)から全国ロードショーです。

『グッド・バッド・ウィアード』の予告編を見る

【了】

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