ツーリング先で出会ったご当地カップ麺 塩だし旨味スープの「岐阜タンメン」を食す!

ツーリングの楽しみのひとつ、ご当地グルメ。レストランや食堂、屋台、お土産などはもちろんですが、コンビニやスーパーで見つけた“ご当地カップ麺”にも注目! 塩だし旨味スープの「岐阜タンメン」をご紹介。

あの「岐阜タンメン」がカップで食べられる!

 関東地方のライダーには馴染みが薄いかもしれませんが、「岐阜タンメン」は塩だしのスープに白菜やキャベツ、にんにく、豚肉の旨味を合わせ、さらに辛味を足して味わうご当地ラーメンです。そんな「岐阜タンメン」のカップ麺、その名もずばり「岐阜タンメン」(238円)をツーリング先で見つけたので、早速食べてみることにしました。

“全国麺めぐり”シリーズとして「奈良天理ラーメン」や「富山ブラックラーメン」など、数々のご当地カップ麺を製造販売している『寿がきや』の「岐阜タンメン」

 あっさりしているけれど、旨味がたっぷりで、にんにくもガツンと効くのが「岐阜タンメン」の特徴でしょう。その由来を調べると、元は愛知県稲沢市の屋台「タンメン専門店 板谷」(現:岐阜タンメン稲沢板谷店)が前身とのこと。

 タンメンと言えば関東では定番メニューですが、当時は東海地方にその食文化が根付いておらず、経営的には厳しかったようです。そんな折、岐阜市で「元祖タンメン屋」として店舗を始めたところ、大人気店となりました。愛知県で生まれたことと関係があるかないかは不明ですが、このカップ麺を発見したのは愛知県豊田市のコンビニエンスストアでした。

 製造メーカーは『寿がきや(すがきや)』です。「黒からラーメン」や「台湾ラーメン」など、少し変わり種の即席麺に強いメーカーだけに期待できます。ホームページを見ると、まさに「岐阜タンメン」とのコラボレーションで生まれた商品ということがわかります。

 麺は細いながらもコシのあるノンフライタイプで、スープは豚ガラをベースに白菜、キャベツ、にんにく、豚肉の旨味を入れた塩味です。豚肉、キャベツ、白菜のかやくと共に「辛味あん」も同梱されています。

 必要なお湯の量は約450mlです。先にかやくを入れてからお湯を注ぎ、液体スープは蓋の上で温めておきます。4分後に液体スープを混ぜて出来上がり。辛味あんはお好みで加えますが、今回は全部投入してみました。辛味あんが混ざることで甘さが引き立ちます。

平打ちの細麺はスープとよく絡み、歯切れの良いこだわりの麺を再現

 塩味のスープと細麺がよくマッチしていて、これだけでかなりの満足度です。さほど主張してこない白菜や豚肉などのかやくが加わり、彩りを増しています。ご当地麺らしさを醸し出していました。

 ツーリング先での出会いが楽しみとも言えるご当地カップ麺ですが、この「岐阜タンメン」のようにネット通販でも購入できるものもありますので、食べたくなったらいつでも味わえます。しかしバイクツーリングで出会う、予想外のカップ麺との出会いもまたオツなのです。

【了】

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