知っておきたい!バイクをメンテナンスする際の必須ポイントとは
愛車が突然故障してしまうリスクを減らすためにも、快適かつ楽しいバイクライフには、メンテナンスが必須です。では、日頃からやっておきたいメンテナンスの項目として、どういったものが挙げられるのでしょうか。
日ごろからやっておきたいバイクのメンテナンスは?
人が定期的に健康診断を受けることによって、病気など身体の異変にいち早く気づくことができるように、バイクも日頃のメンテナンスによって、バイクの異変に気づけたり、トラブルを防ぐことができます。
日頃からメンテナンスをおこなうと故障などのリスクも減り、修理にかかる費用を抑えることができるため、維持費が安くなるメリットも。その結果、バイクの寿命が延びるので、大切な愛車に長く乗り続けることができます。
では、どのようなメンテナンスをおこなえば良いのでしょうか。
まず、バイクの綺麗な状態をキープするだけでなく、各パーツの緩みや破損を見つけやすくするためにも、洗車は必須のメンテナンスです。日頃から洗車をするクセをつけておけば、些細な異変に気付くことができるでしょう。
エンジンまわりのメンテナンスとしては、定期的なエンジンオイルの交換が重要。オイル交換は、エンジンのなかにある古いエンジンオイルを抜いて、新しいオイルを入れ直す作業です。
エンジンオイルには、エンジンを滑らかに動かしたり、エンジン内部のオーバーヒートや各パーツのサビを防ぐなどの役割を持つ重要なもの。エンジンオイルは走行距離が増えるほど汚れて性能が落ちていくので、定期的に交換する必要があるのです。
オイル交換の頻度は、一般的に3000kmから5000km、または半年に一度の交換が目安とされています。なお、エンジンオイルの汚れやゴミをろ過するオイルフィルター(オイルエレメント)も、汚れてくると当然ながら性能が低下していく消耗品。交換の目安は、オイル交換2回につきオイルフィルターを1回交換するのが望ましいとされています。
そのほかのエンジンまわりのメンテナンスとしては、プラグ交換が挙げられます。
スパークプラグはエンジン内の混合気をタイミングよく燃焼させて、バイクに動力を発生させている重要なパーツ。スパークプラグにトラブルが起こるとエンジンのかかりが悪くなったり、エンジンが突然止まってしまうなどの症状が起こります。
バイクのスパークプラグの交換目安は、走行距離3000kmから5000km。プラグの種類によっては交換目安が10000kmというものもあるようです。
まだまだある!バイクの定期メンテナンス項目
足まわりのメンテナンスで特に重要なのが、タイヤのチェックです。二輪で走行するバイクのタイヤは、その性能で乗り心地や操作性が大きく変わります。
交換のタイミングは、バイクの乗り方やタイヤの種類によって異なりますが、タイヤの交換時期を知らせるスリップサインが出た時が、分かりやすい交換のタイミングです。
タイヤはゴムでできているため、走行距離が短くても長年使い続けていると劣化していきます。特に屋外に駐車している場合は、日光の紫外線や雨風にさらされるなどの環境の変化で、タイヤが硬化することもあるので、日頃からチェックすることが大切です。
ちなみに、タイヤの寿命は製造されてから3年から5年といわれています。硬化したタイヤはひび割れが起こることも少なくないので、古くなったと感じたら、すぐに交換してください。なお、タイヤの空気は走らなくても自然に少しずつ抜けていくため、月に1回の目安で空気圧のチェックをするのもポイントです。
ほかにも、バイクのチェーンは金属同士が高速で摩擦する仕組みとなっているので、動きを良くするための注油は欠かせません。また、雨で濡れることも多いことから汚れがつきやすく、サビも発生しやすいので、こまめに清掃するようにしましょう。
チェーンのメンテナンス頻度は、走行距離や保管場所などによって異なりますが、500kmから1000kmごとに1回が目安。チェーンが伸びきったり、ひどくサビてしまった場合は、すぐに交換してください。