ヤマハがタンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業化に向けた協業契約を発表!アフリカでの雇用を創出

ヤマハ発動機のグループ会社「株式会社CourieMate」が、アフリカで事業展開するスタートアップ企業「WASSHA株式会社」との間で、タンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業化に向けた協業契約を締結したと発表しました。

アフリカでのモビリティを活用した雇用の創出へ向けた取り組み

 ヤマハ発動機のグループ会社「株式会社CourieMate」が、アフリカで事業展開するスタートアップ企業「WASSHA株式会社」との間での、タンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業化に向けた協業契約を締結。両社は、この契約に基づき、タンザニアでの実証実験を進める方針です。

タンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業
タンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業

CourieMateは、ウガンダでラストマイルデリバリー事業をおこなうヤマハ発動機のグループ会社で、同地での事業を通じ、ラストマイルデリバリーサービスに必要なノウハウやITシステムの知見を有しています。

 一方のWASSHAは、キオスクと呼ばれる小売店を通じて電力サービス事業を展開するスタートアップ企業。2013年の創業以来、タンザニア、ウガンダ、モザンビーク、コンゴ民主共和国で事業活動をおこない、当地での加盟店管理、決済アプリ運用など、様々な知見を持ち合わせています。

 そんなCourieMateとWASSHAは、これまでもウガンダでの物流サービスなどで両社の知見を共有しながら、それぞれの事業を推進。今回の契約では、この実績を生かしてタンザニアでのラストマイルデリバリー事業を早期に立ち上げるための協業をおこなうことになります。なお、WASSHAへはヤマハ発動機からも2019年と2022年に出資がおこなわれています。

 ヤマハ発動機は、2022年発表の新中期経営計画(2022年から2024年)において、新規事業と成長事業を戦略事業領域と位置づけ、将来のコア事業として育てるための経営資源を積極的に配分するポートフォリオマネジメントを推進。

 新規事業のひとつであるモビリティサービスビジネスでは、雇用機会不足などの社会課題に対して、二輪車事業の知見を活かしたモビリティアセットマネジメントを通じ、人々の暮らしが豊かになる環境づくりを進めています。

 そしてラストマイルデリバリー事業においても、二輪車を使った物流サービスの提供により地域経済の活性化、職業ドライバーの雇用創出を目指す方針です。

【画像】株式会社CourieMateとWASSHA株式会社が締結したタンザニアにおけるラストマイルデリバリーの事業化に向けた協業契約を画像で見る(5枚)

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