「あんこう鍋」の具材を買いに行ったら、自家製アジフライに出会った

　美味しいアジフライを求めて、筆者（増井貴光）がやってきたのは茨城県の大洗です。大洗と言えば、北海道に渡るフェリーターミナルと、アクアワールド大洗水族館しか思い浮かばなかったのですが、来てみたら、大洗漁港もあることに気がつきました。

　茨城の冬の海の幸と言えば「あんこう」でしょう。今回、大洗に来たのは某バイク雑誌で筆者が担当している連載記事の取材です。チュートリアルの徳井さんと編集Iさんが、大洗の海沿いにあるキャンプ場で「あんこう鍋を食べよう！」という企画なのです。キャンプ場へ行く前に「あんこう鍋」の材料を購入するため、大洗漁港近くの「大洗海鮮市場」に立ち寄ったのです。

　ちょうど昼ということもあって、併設されている「海鮮どんぶり亭」で軽く食事をと店内に入ります。どんぶり亭と言うだけあって「スペシャル海鮮丼」がかなり美味しそうです。やはり「あんこう鍋」など、あんこうの料理もあります。

　今は軽く食べるだけなので「マグロ丼」か「釜揚げしらす丼」かなぁ、と思いつつメニューを見た筆者は、アジフライを見つけてしまいました。しかもただのアジフライではなく「自家製アジフライ」と書いてあります。これはきっと美味しいアジフライに違いない、とオーダー決定。撮影の都合もあるので、徳井さんは「真鯛兜煮定食」、少々変わった趣味の編集Iさんは「まぐろぎょうざ」と「ごはんセット」をオーダーします。

　壁に貼ってある海産物のポスターを眺めながら、くだらない話をしているうちに徳井さんの「真鯛兜煮定食」が出来上がってきました。鯛の兜煮がドーンとお皿に乗っています。更に刺身が2種類と小鉢が2つ、ご飯とみそ汁という豪華な定食です。お裾分けをいただきましたが、兜煮がかなり美味しい。そして筆者のオーダーした「自家製アジフライ」と編集Iさんの「まぐろぎょうざ」、どちらもごはんセットがやってきました。

「自家製アジフライ」は半身が2枚で大きさも厚みも普通サイズです。ごはんセットには、小鉢が2つと蟹のお吸い物が付きます。キャンプ飯の前に軽くお腹を満たそうという趣旨なので、ちょうど良い量です。普通にツーリングでの昼食なら、海鮮丼と「自家製アジフライ」くらいのボリュームが良いかな、と感じました。Iさんの「まぐろぎょうざ」は、まぐろとニンニクの風味が効いた、ビールに合いそうな餃子でした。

　食べ終わって「大洗海鮮市場」で「あんこう鍋」の材料を買い付けます。あんこうのシーズンもそろそろ終わりのようで、生のあんこうは入荷していませんでしたが、鍋用に切り分けられた冷凍の「あんこう」と「あんこう鍋つゆ」を購入。「大洗サンビーチキャンプサイト」に向かいます。

　キャンプの様子は徳井さんのYOUTUBE「TOKUI VIDEO」を見ていただくとして、太平洋が一望できる気持ちの良いキャンプ場で、美味しくできた「あんこう鍋」を撮影＆食べてこの日の取材は終了。一路東京へ戻りました。