愛でたくなるフォルムが一押し!ホンダのダックス125に乗ってみた〜夜道雪のちょっと寄り道〜
人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第15回目では、大人気となっている原付二種のレジャーバイク、ホンダのダックス125に乗ってみました!
ダックスフントのような愛らしいフォルムに、強度、剛性を兼ね備えた優秀なワンコ!
お前ら夜道に気をつけろ!
どうも夜道雪です。今回は新型ダックスのインプレッションです!
こちらは2人乗り推しのバイクですが…。今回は諸事情によりソロでのインプレッションとなります。
え? 諸事情って何って?
い、い、言わせんなバカヤロー!!
それはさておき! まず車体を見て!
長いボディに短い足、そして首輪。どっからどう見てもダックスフントです!♡
もうこのまま自宅の庭で飼っておきたくなっちゃう…。見れば見るほど、愛犬のように愛でたくなるフォルムをしております。
そんなキュートなワンコちゃんですが、クールで実用的なパーツも持ち合わせております。
レーシーな印象を与えるアップマフラー!
「可愛いだけじゃないんだぞ!」って排気音がダックスから聞こえてきそうです!
これぞダックスと言わんばかりのT字型モノコックフレーム! 強度、剛性まで兼ね備えたうちのワンコはなんて優秀なのッ!?
ながーいシートと大きいグラブバーで、タンデマーも快適にツーリングできるね♪ 流石2人乗り推奨バイク! 果たして夜道にコレらを使う機会は訪れるのでしょうか?
レトロでオシャレな丸いヘッドライトだけどしっかりLED! 若干、暗めかな? と感じたので、街乗りは大丈夫だけど、峠の夜道に気をつけろ!
親しみやすい操作と乗り味、自由自在のポジションが楽しい!
さて、実際に走ってみよう!
今回は諸事情により1人乗りですが、わたくしと同じように諸事情を抱えてる方はきっとたくさんいらっしゃると思うので、そういう方の参考になれれば嬉しいです!
夜道は諸事情がある方々の味方だよ!
スーパーカブC125譲りのロータリー式ミッションは慣れれば本当に快適。停車時には4速から1操作でニュートラルまで持っていけるから、信号待ちでの操作もスマート!
リターン式とは違って靴の甲にペダル操作の傷や汚れがつかないから、私服でのチョイ乗りや通勤通学にも大変ありがたい。バイクをより身近な乗り物に感じさせてくれるなー!
最初こそ自動遠心クラッチ特有のシフトチェンジしたことによる「ガックン!」という衝撃は気になるけど、ものの10分程度でコツをつかみ、感覚的にショックを和らげることができるようになるから不慣れな人でも何とかなるよ!
なによりもクラッチレバーがないってだけで、長時間走行した時の左手の疲労感がまるで違うね。エンストしないっていう安心感も街乗りでは大事!
ニーグリップができないバイクは苦手…と今までしつこく言ってきているのだが、ダックスはそんな私の苦手意識を180度と変えてくれた!
ダックスはタンクが細く、言ってしまえば膝がブランと放り出しやすい形状をしているものの、下重心でモノコックならではの剛性のおかげでどっしりと地面をとらえられるから、安定感が凄い!
「うちの愛犬は地に足をつけて生きているんだ…!」という気持ちになります(は?)
なんと言っても気に入ったのはこのフラットで長いシート! この特徴的なシートのおかげで座り心地が自由自在。
着座位置がこれだけ幅広く調整できれば、ポジションによる乗り味のちょっとした変化も楽しめるし、突然のきついカーブや坂道などでのアプローチも安心。若干後ろに座ると、自然に前傾姿勢で乗ることができるのも大変ありがたいポイント!
小柄な女性×大きいバイクだとどうしてもシートの前の方に座ってしまいがち。実際に私がそうなのですが、前に座った方が足つきがよくなるのです。それにより自然と胸を張るように上半身が反ってしまう乗車姿勢になってしまう!
ダックスの場合だと、シートのどの位置に座ってもさほど足つきは変わらないので、自然な前傾姿勢でかっこいいフォームで乗ることができます。
「この長いシートはタンデム走行をする方にはもってこい!」って感じだけれど、私のような諸事情ある方にも楽しめる設計となってて大変ありがたいです♪(奥歯を噛み砕きながら)
そして肝心の走りは、やっぱりC125のエンジンを積んでるだけあってとても優秀!
安定感のある走り心地に厚みのあるクッションのようなシートで、スーパーカブ+αのような気持ちよさと個性が輝いております。
排気音は少し抑えめだけど、単気筒特有の振動はダイレクトに伝わってきます。このトコトコ感がたまらなく可愛い…! 乗れば乗るほど愛着が湧きます!
車体の大きさに対して少しどっしりとしたダックス君はワインディング時の乗り手の下半身の使い方が重要になってくるかも! 意識して腰をインにいれると気持ちよく曲がってくれます。うまく曲がれるといつもの街角がとっても気持ち良くなるのでぜひお試しあれ!
<<新型ダックスまとめ>>
・乗り手に優しい操作性
・愛嬌あるデザインや個性的なパーツで乗れば乗るほど好きになる
・ふと思い立ったら気軽に乗り出せる
・タンデムデートに万能な作り!おひとり様でも勿論楽しめる
ということで、新型ダックスは飼い主を選ばない優秀な忠犬でした!
2人乗りできない諸事情がある方もない方も、ぜひ一家に1匹、迎え入れてみてはいかがでしょうか?
以上!夜道雪による新型ダックスインプレッションでした!
■ホンダ『DAX125(ダックス125)』
全長×全幅×全高:1,760×760×1,020mm
軸距:1,200mm
最低地上高:180mm
シート高:775mm
車両重量:107kg
乗車定員:2
最小回転半径:2.0m
エンジンタイプ:空冷4ストローク OHC単気筒
総排気量:123cc
内径×行程:50.0×63.1mm
圧縮比:10.0
最高出力:6.9kW(9.4PS) / 7,000rpm
最大トルク:11N・m(1.1kgf・m) / 5,000rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:3.8L
タイヤ:前120/70-12 51L、後130/70-12 56L
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク(ABS)、後 油圧式ディスク
懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式
フレーム形式:バックボーン
■メーカー希望小売価格:44万円(消費税10%込)