カマキリのような鋭さがある!スズキの原付二種スクーター「アヴェニス125」を紐解く〜高梨はづきのきおくきろく。〜

毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』。スズキの原付二種スクーター「アヴェニス125」に試乗します。昆虫のような外観を持つ「アヴェニス125」の魅力に迫ります!

昆虫系原付二種スクーター「アヴェニス125」とは!

 みなさんこんにちは、高梨はづきです。

 本日はスクーター試乗記!スズキ「Avenis125(アヴェニス125)」についてお届けしていくよー!!

アヴェニス125は、カマキリを連想させるようなキリッとした目つきのイケメンバイク
アヴェニス125は、カマキリを連想させるようなキリッとした目つきのイケメンバイク

 真正面から見たお顔は、最強狩猟種であるあの昆虫…カマキリを連想させるようなキリッとした目つきのイケメンバイク、アヴェニスくん。そのご尊顔から少しずつ視線を落としていくとモリモリッとした肉感が押し出されてきて、そのどっしりとした出立ちはまさに玄人ハンター。

 そのハンターと目を合わせながら、じりじりと真横に回ってみると、引き締まったボディがお目見え。隙がないとはこのことか。肉付きがいいのにシュッとしている。なるほど…君はスポーティなスクーターなんだね。

横から見たテールにかけての跳ね上がりが威嚇している時のカマキリそのものにも見えてくる
横から見たテールにかけての跳ね上がりが威嚇している時のカマキリそのものにも見えてくる

 カマキリ顔の第一印象が強かったおかげで、横から見たテールにかけての跳ね上がりが威嚇している時のカマキリそのものにも見えてきて、なんだか強そうだし俊敏に動いてくれそうな感じ。

 さらにぐるっと回って、真後ろから車体を見てみると、フロントから見た時とまるで印象が違うのに気づいた。テールは蜂のような顔付きで、ここにも一切の隙なし。それにしても、フロント、バック共に昆虫顔をしているスクーターってあまりないよね!笑

頼もしいアヴェニスくんに跨らせてもらおう!

 シート高780mmはわたしの身長(158cm)で両土踏まずからしっかり着地出来るほど。

シート高は780mm、身長158cmのわたしで両つま先がしっかり着地出来る
シート高は780mm、身長158cmのわたしで両つま先がしっかり着地出来る

 一般的に700mm以下が小柄な人でも安心なシート高と言われているけど、車体重量は107kgと軽いので、80mmほど余幅があっても安心だと感じたよ。

 実はこの日、アヴェニスの前にバーグマン125にも試乗していたわたし。バーグマンと比べた時に、アヴェニスの方が座る位置が高くハンドルが下の方にあるので、視線を前に移すと視界にバイクが映らず風景がしっかり見える分、集中して乗っていられそうだったな。

足を置くフットスペースは、足のサイズが30cm未満であればペタッと靴が置ける
足を置くフットスペースは、足のサイズが30cm未満であればペタッと靴が置ける

 足を置くフットスペースは特筆して広くはないのだけど、足サイズが30cm未満のあなたならペタッと靴が置ける余裕あり。それ以上のサイズになるとつま先ズラさないと厳しいかな。わたし、そんなに足が大きい人会ったことないんだけど、一応情報として書いておこうかな。笑

スタートボタンを押し、早速出発していこう!

 スタートボタンをワンプッシュしてからアクセルを捻ると軽やかに進み始めた。12インチのタイヤ径がハンドルを振った時にサクサクと切り返しを助けてくれるので、ハンドリングはストレスフリー。

ストレート走行での加速具合は、アクセルをひねる分だけ十分なパワーを感じる
ストレート走行での加速具合は、アクセルをひねる分だけ十分なパワーを感じる

 ストレート走行での加速具合はと言うと、アクセルをひねる分、グイーーンと力強く前に進もうとしてくれる十分なパワーを感じたよ。

 カーブもふらつく事なくサラッとこなしてくれたし、高めから見下ろすようなライディングポジションを確保できるので、なにやら視座が高くなった気分。視界に余計なものが映らないから、目一杯景色を感じ取ることが出来たよ。

カーブもふらつく事なくサラッとこなす
カーブもふらつく事なくサラッとこなす

 身長や座高が高い方が乗ったらどう感じるんだろう?…というのが少し気になる。バイクに乗る時は、背中を丸くして乗るのが理にかなっているライディングスタイルだと思うけど、大抵の人は気にならず気楽に乗っていられそう!

エンジンを即座に停止できるストップスイッチも装備
エンジンを即座に停止できるストップスイッチも装備

 ちなみに、転倒した時などの非常時に、すぐエンジン停止できるストップスイッチも装備されているよ!バイクから離れる時などにもスイッチの切り替えしておけるのはいいね〜!

 車体もハンドルも軽くて、少し雑に扱ってもうまく応えてくれるのがスクーターの良いところだとわたしは思っているんだけど、アヴェニスだったら何も決めずにとにかく知らない方向へ向かって、ひたすら裏道を進むような雑なツーリングなんかしたらすごく楽しそうだ。小道をガーっといけちゃうポテンシャルがあるからかなり面白いと思うな(もちろん安全を考慮しながら)!

コンバインドブレーキという機構とは、左ブレーキレバーを握るとフロントブレーキも一緒に作動してくれる
コンバインドブレーキという機構とは、左ブレーキレバーを握るとフロントブレーキも一緒に作動してくれる

 そうそう。さらにアヴェニスは、左ブレーキレバーを握るとフロントブレーキも一緒に作動してくれるコンバインドブレーキという機構を搭載しているよ。効率よくブレーキを作動するのに役立ってくれるんだって。その機構があれば左ブレーキだけでも十分だと思うけど、これはあくまでも安定的に補助をしてくれるっていうだけなので、念のため右のブレーキもしっかり使いながら走行するのがオススメ!

アヴェニスの給油口は、テールのど真ん中に設置されている
アヴェニスの給油口は、テールのど真ん中に設置されている

 それでね、みんな。アヴェニスの給油口って、どんな風に付いているか知ってる?
…実はテールのど真ん中に設置されているんだ。え、そんなにビックリしないって?荷台の所に付いていると「これじゃリアキャリアに荷物乗せたら給油出来ないじゃーん」ってガッカリした人はいるんじゃない?

リアに装備できるアヴェニス用のオプションキャリアは、給油時にスライドできる仕組みになっている
リアに装備できるアヴェニス用のオプションキャリアは、給油時にスライドできる仕組みになっている

 ふふふ…。そう!なんと!アヴェニス用のオプションキャリアが特殊で、スライドできる仕組みになってるのだ(ドヤ)!

 だから給油口が荷物の真上でも、アヴェニス専用のキャリアをつければ何ら問題なく給油できるようになるの。アヴェニス125検討していた人はこれで安心だね!

荷物をかけるフックは、フロントフック、シート下フックが備え付けられている
荷物をかけるフックは、フロントフック、シート下フックが備え付けられている

 その他に、フロントインナーラックにUSBソケットとフロントフック、シート下フックが備え付けられているよ!

 シート下のボックスには残念ながらフルフェイスは入らないんだけど、十分容量が確保されていたのでオープンタイプなら入るかもね。ガソリンタンク容量は5.2Lで国交省届出(60km/h走行時)55.9 (km/L)。今時のスクーターは優秀だからガソリン代も少しで済むし財布に優しいよね。それからヘッドライトは全てLEDだから暗い道もしっかり照らしてくれるよ!

スポーティモデルのアヴェニス125は、スクーターでグワングワンと遊びたい人におすすめ!
スポーティモデルのアヴェニス125は、スクーターでグワングワンと遊びたい人におすすめ!

 125ccのラインナップはどこのメーカーも気合入れて出しているジャンルなんだけど、アヴェニス125はスポーティモデルだから、通勤や通学はもちろん、街中も軽快に走行を楽しめるし、スクーターでグワングワンと遊びたい人におすすめかな!

 …と言うことで本日はここまで。
 また8の付く日にお会いしましょう〜!

hapiちゃんねる🔰(高梨はづき)

【画像】スズキの原付二種スクーター「Avenis125」の詳細を画像で見る

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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