想像以上にフレンドリー!! あなたならどっちの「矢」を選ぶ? ハスクバーナの兄弟モデル「ヴィットピレン801」と「スヴァルトピレン801」の魅力に迫る!! ~高梨はづきのきおくきろく。~

毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、ハスクバーナの兄弟モデル「ヴィットピレン801」と「スヴァルトピレン801」の魅力についてお届けします。

かっこよさだけじゃない!

 皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!

 本日の「高梨はづきのきおくきろく。」は、ハスクバーナ・モーターサイクルズ(以下、ハスクバーナ)の「Vitpilen 801(ヴィットピレン801)」と「Svartpilen 801(スヴァルトピレン801)」を届けしていくよ!

 同じ「801」の名を持つ2モデルを乗り比べてきたんだけど、こうして並べてみると、まず目を引くのがそれぞれの個性的なデザイン。

 鮮やかなイエローが目を引く「ヴィットピレン801」は、ロードスターらしいスポーティでシャープな印象。一方の「スヴァルトピレン801」は、スクランブラーからインスピレーションを受けたスタイルで、ちょっぴりワイルドな雰囲気をまとっているんだ。

 ちなみに「Vitpilen」はスウェーデン語で“白い矢”、「Svartpilen」は“黒い矢”という意味。名前からしてなんだかカッコいいよね。

 そして私がこの2台を前にして気になったのが、同じ801なら乗った感じも似ているのかな? ということ。

 両モデルに搭載されているのは排気量799ccの水冷並列2気筒DOHC4バルブエンジン。最高出力は105PS/9250rpm、最大トルクは87Nm/8000rpmを発揮する。

 ハスクバーナはKTMファミリーの一員となっていて、この兄弟モデルは「790 DUKE」と同系統のエンジンに、クロームモリブデン鋼製フレームなど、基本骨格も共通している。

ハスクバーナの兄弟モデル「Vitpilen 801」と「Svartpilen 801」をじっくり比較する、バイク女子の高梨はづきさん
ハスクバーナの兄弟モデル「Vitpilen 801」と「Svartpilen 801」をじっくり比較する、バイク女子の高梨はづきさん

 共通点の多い2台なんだけど、実際に乗り比べてみると、これがちゃんと違うんだよね。

 まずは「ヴィットピレン801」! 目を奪われたのはそのスタイリング。これまでの「ヴィットピレン」と言えばカフェレーサーを思わせるスタイルが特徴的だったけれど、801ではそのイメージを残しながら、よりロードスターらしいスタイルへと進化しているんだ。

 とくに印象的なのがフロントフェイス。中央に配置されたBi-LEDプロジェクターヘッドライトは存在感抜群で、横から見るとフロントへ向かって傾斜した独特なシルエットになっている。

 この角度、この形。ほかのバイクを見渡してみてもなかなか出会わないデザインで、「ヴィットピレン801」を選ぶ理由がこのフロントフェイスだけだったとしても、私は納得できちゃう。

 さらにタンクまわりも、いわゆる一般的なネイキッドバイクとはひと味違う。立体的なカバーを組み合わせることで、タンク単体ではなく車体全体でひとつの造形を作り上げているように見えるんだ。シンプルなんだけど普通じゃない。この独特な存在感は、ハスクバーナならではだよね。

 いざ走り出してみると……見た目にはかなり尖った印象を受けるけど、いい意味で裏切られた。

 まず感じたのがエンジンのスムーズさ。アクセルを開けていくと滑らかに速度が乗っていき、そのままグーッと前へ押し出されていく加速感がとっても楽しい!

 105PSと聞くと身構えてしまいそうだけど、いきなりライダーを置いていくような扱いにくさではなく、アクセル操作に対して自然についてきてくれる感覚があるんだ。

ハスクバーナ「Vitpilen 801」に試乗する、バイク女子の高梨はづきさん
ハスクバーナ「Vitpilen 801」に試乗する、バイク女子の高梨はづきさん

 エンジン音も思っていたより落ち着いていて、走っていると799ccの並列2気筒らしい鼓動感が身体へ伝わってくる。この鼓動感がまた気持ちいいんだよね。

 とくに楽しかったのがスポーツモード。スロットルレスポンスが変わることで、まるで車体そのものがさらに軽くなったように感じられて、とにかく走りまくりたい気持ちになった!

 ストリート、スポーツ、レインの3種類のライドモードが標準装備されていて、さらにオプションのDynamic Packを追加することでダイナミックモードも使用可能になる。

 電子制御も充実しているけれど、難しいことを考えなくてもスポーツモードに切り替えただけで変化を体感できる。こういう分かりやすい楽しさっていいよね。

 シート高は820mmで、身長158cmの私が跨がると、足つきはつま先ツンツン! 決して余裕があるとは言えないけど、意外だったのは、それほど不安を感じなかったこと。

 車体を起こしたときの安定感が高く、走り出してしまえば想像していたような怖さはなかったんだ。

 クラッチ操作も両車ともに重さを感じにくい。何度も握って離してを繰り返すクラッチが軽いのは、握力の弱い人や女性ライダーにとってもうれしいポイント。長時間乗ったときにも負荷がかかりにくいから、個人的にもオススメしたいところだよ。

ハスクバーナ「Svartpilen 801」に試乗する、バイク女子の高梨はづきさん
ハスクバーナ「Svartpilen 801」に試乗する、バイク女子の高梨はづきさん

 続いて「スヴァルトピレン801」。同じエンジンを搭載しているし、基本となる部分も共通しているから乗り味もかなり似ているのかなと思っていたんだけど、跨がって走り出してみると、私は「スヴァルトピレン801」の方が乗りやすく感じたんだ。

 それはライディングポジションで、クロスバー付きのアルミ製テーパーハンドルを採用していて、「ヴィットピレン801」よりも上体を起こした姿勢を取りやすい。

 跨った状態から視線が自然と高くなって、身体にも余計な力が入らず、視界がパッと開けた状態で走れるのが楽で気持ちよかった!

 さらに「スヴァルトピレン801」にはピレリタイヤのMT60 RSが装着されていて、「ヴィットピレン801」とは大きく印象が異なる。

 こうした違いによって、共通の車体でも乗ったときに感じるキャラクターはそれぞれなんだね。

 同じくシート高は820mmあるから、最初は少し慎重になっていたけど、それも本当に最初だけ。少し走っているうちに身体がどんどん馴染んでいって、気がつけば自然にバイクを操れるようになっていた。

 自分が一方的にバイクへ合わせるというより、バイクが私の身体に寄り添ってくれて、それと同時に私自身もバイクに適応していく。

 そんな感覚だったかな。すごく印象に残っている。

 独特なヘッドライトにタンクまわりの造形、メカニカルな部分をあえて見せるようなデザイン。ちょっと近寄りがたい雰囲気すらあるのに、いざ乗ってみると想像以上にフレンドリー。

 カッコよさだけじゃなくて、ちゃんとこちらに歩み寄ってくれるような親しみやすさがある。このギャップが、両モデルの大きな魅力だと思う。

 そして車体をじっくり眺めていると、細かいところまで面白い。私が気になったのが、車体横から見えるエアクリーナーボックス周辺の造形。

 必要なものを全部隠して綺麗にするのではなく、見えるものまでカッコよくまとめてしまう。そんなところにもハスクバーナらしいデザインへのこだわりを感じるんだ。

ハスクバーナの兄弟モデル「Vitpilen 801」と「Svartpilen 801」をじっくり比較する、バイク女子の高梨はづきさん。あなたならどっちを選ぶ?
ハスクバーナの兄弟モデル「Vitpilen 801」と「Svartpilen 801」をじっくり比較する、バイク女子の高梨はづきさん。あなたならどっちを選ぶ?

「ヴィットピレン801」と「スヴァルトピレン801」を乗り比べて一番面白かったのは、共通する部分が多いからといって、決して同じバイクではなかったこと。

「ヴィットピレン801」にはロードスターらしいスポーティーさがあり、「スヴァルトピレン801」には上体を起こして、もう少し自由に走り回りたくなるような感覚がある。

 私が見た目で選ぶなら、「スヴァルトピレン801」かな。全体のシルエットを眺めたとき、フロントまわりがスッキリとしていて、車体全体がキュッとひとつにまとまっているように見えるんだ。ゴチャゴチャしていないのに個性はちゃんとある。この綺麗に収まっている感じが、私は好き。

 そして実際に乗ってみても、上体が起きたポジションから見える景色の気持ちよさや、身体に馴染んでいく感覚が私には合っていた。だから私は「スヴァルトピレン801」派!

 でも、どちらの方が優れているという話ではないんだ。ベースが同じだからこそ、最後は見た目や乗ったときのフィーリングで選んでいい。

 写真を見て好きになって、実車を見てもっと好きになって、跨がって自分に馴染む方を選ぶ。そんな選び方が似合うバイクだと思う。

「ヴィットピレン801」と「スヴァルトピレン801」、あなたならどっちの「矢」を選ぶ?

 ということで本日はここまで。またお会いしましょ~♪

【画像】どっちが好み? ハスクバーナ「Vitpilen 801」&「Svartpilen 801」と、バイク女子の高梨はづきさんを画像で見る(18枚)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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