強烈個性のニューロン「EV-1」 木製ボディパネルをまとったフランス生まれのプレミアム電動バイクとは?

フランスのメーカー「Newron Motors」は、個性的なデザインが与えられたプレミアム電動バイク「EV-1」の予約を開始しました。どのような特徴があるのでしょうか。

木製ボディパネルで流麗なシルエットを構築

 フランスのバイクブランド「Newron Motors(ニューロン・モータース)」は、最新のプレミアム電動バイク「Newron EV-1」の予約を開始しました。

フランスNewron Motors製の電動バイク「Newron EV-1」

 Newron Motors は、2009年にアプリリア製「RST1000 FUTURA」のシャシーにバッテリーと電気モーターを搭載した電動バイクを製作したSebastien Mahut氏と、航空技術者のMichel Serafi氏により2016年に立ち上げられたバイクブランドです。

 予約を開始したプレミアム電動バイクNewron EV-1は、一般的なバイクでいうところの“フレームとエンジン”を兼ねた樽型のバッテリーを中心に構成されたモデルで、バッテリーの周りには複数のLEDライトが備えられています。

 木製のボディパネルを採用することで個性的で流麗なデザインとされたNewron EV-1は、0-100km/hまで3秒未満で到達。最高速度は220km/h、航続距離は300kmと発表されています。

また、搭載されるバッテリーは高速充電ステーションを利用した場合は40分で80%まで充電。家庭用のプラグを利用した3kwの充電器では5時間、オプションの7kwの充電器では2時間半で充電が可能となっています。

駆動方式はシャフトドライブ!?

 電動バイクでは、モーターを備えた車輪に電気を送り込む、もしくはチェーンを介してリアホイールに力を伝える方式が一般的ですが、Newron EV-1ではモーターの力をシャフトドライブで伝達しています。

フランスNewron Motors製の電動バイク「Newron EV-1」。木製のボディパネルを外すと樽型バッテリーがより明確に確認できます

 カーボン製ホイールの採用などにより車重220kgとされたEV-1は、GPS、Bluetooth、WiFi接続を備えたオンボードナビゲーションデバイスを採用することで、バッテリー残量や走行モードなどをスマートフォンで確認可能。安全性を高めるABSや、運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収する回生ブレーキも採用されています。

 これまでのバイクにはない個性的なデザインと高い走行性能を両立するNewron Motors「Newron EV-1」の価格は6万ユーロ(日本円で約713万円前後/オプションにより価格変動)で、初期ロットは12台、デリバリーは2021年と発表されています。

【了】

【画像】組み合わせは自由! 様々な仕様の「Newron EV-1」を画像で見る(15枚)

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