楽しみながら学べるキッズ用電動ダートバイクは、子供を成長させる必須アイテム!~リターンライダーKANEKO’S EYE~

クルマ業界に25年以上。ドライビング・インストラクターや自動車に関する研修トレーナーをしている経験を活かし「ブランド」「商品」「こだわり」「疑問」など、現在のバイク界をピュアな目線でレポートします。今回は、キッズ用電動ダートバイクをご紹介します。

子供達にバイクの楽しさを! キッズ用電動ダートバイク!

 先日、友人と一緒にバイク用品店を徘徊していると「電動・キッズバイク」なるモノが販売されておりました。「いやいや、こういうのが自分達の子供の頃にもあったら良かったのにねぇ!」など話をしていた数日後、その友人から「子供用にあの電動キッズバイク買いました!」との連絡が入り、早速詳細チェック&試乗?をさせてもらいに行って参りました。

キッズ向け電動バイク「ヨツバモト Meow(ミャウ)」

 そのキッズ向け電動バイクは「ヨツバモト Meow(ミャウ)」という名で、ダート走行を視野に入れたモデルであり、適正年齢は3歳~、タイヤは12インチ(16インチ仕様も有り)、アルミフレームと専用リチウムバッテリー搭載で車重は12.5kgと軽量です。

 走行はSlow、Medium、Fast と3つのパワーモードからチョイスでき、それぞれ最高速度、加速、登坂力が変化するとのこと。このモード選択は子供達が楽しんだり、練習をして行く過程で、ライディングスキルのレベルアップに合わせられるのはもちろん、慣れるまでの最初のうちは、ご両親が走って追いかけるのにも有効に使えそうです。

 実際に跨ると子供用とは思えない、なかなかしっかりとした質感で、さすがに大人には窮屈なポジションですが、自転車に見られるワイヤー式のブレーキレバーも操作にグラグラが少なく安心感があります。

キッズ向け電動バイク「ヨツバモト Meow」に乗る筆者(金子陽一)

 少しだけ動かしてみましたが、アクセルに対しての反応はダルな感じで操作はむしろ簡単。これはキッズ用にあえて鋭いレスポンスを避け、まずは安全に乗れるセッティングが施されているようです。またサスペンションはリジットですが、バランスが良いからか小石を蹴って車体がズレたとしてもかえって察知しやすく、なんとも乗りやすい印象。タイヤの空気圧などでもどう変化するのか試してみたくなりますし、これは子供達にとって本当に最高な乗り物だと感じます。

 ミャウのバッテリー充電は、約2時間半で終了し、1番車速が速いFastで約30分、Slowでは約120分も走行可能とのことです。

 そして、破損した時などには、リペアパーツも用意がされていて安心ですし、なんとキッズ用のヘルメットやブーツまでラインナップされているなど、ヨツバモトでは安全面の提案もしっかり行っていることに感心しました。

 またアクセルのレスポンスを向上されるミャウ用のチューニングアイテムまであって、見ていると楽しさは広がるばかり。

 今までキックバイクには乗れていたが、自転車のペダルを漕ぐことがまだ難しかったお子さんが、この電動バイクを乗った後に、漕げるようになったということからも、お子さんのバランス感覚を養うのに、凄く効果もあるようです。

ヨツバモトが販売しているのは車体だけではなく、リペアパーツやキッズ用のヘルメットなど多岐に渡ります

 もちろん少し危ない部分もあるかと思いますが、早いうちに低いスピードでその危険を体験するということは、バイクの楽しさを理解しながら、安全を意識した自制心も同時に育ち、それを自身でコントロールするという大切な学びにつながると自分は考えます。

 そうすることで大人になってからもセーフティーをより意識し、メリハリを理解したライダーになってくれるように感じます。

 公道や公園での走行は出来なく、走行フィールドは限られますが、全国に走行可能なコースもあり、さらにはレースなども開催され、モータースポーツの世界だって身近になります。

 価格はMeow12 (12インチ仕様)で7万3500円 (税別)、Meow16 (16インチ仕様)で7万8000円 (税別)。ご興味のある方は、是非チェックしてみてください。

【了】

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Writer: 金子陽一

トップドライバーを目指し自動車レースに参戦。幾度かの資金難から挫折しかけたところをチューニングカー雑誌の編集部に拾われ、タイムアタック/レポートドライバーを担当。現在、それらの経験を活かし自動車ブランドが開催するドライビングレッスンのインストラクター、そして販売店スタッフ向けの研修トレーナーとしても活躍中。学生時代に乗っていたバイクからはしばらく離れていたが、近年、最新バイクの進化、またバイクを取り巻く最新アイテムの進化に感動しバイク熱が復活。大型自動二輪免許も取得。クルマで経験してきたセンサーを活かして「バイク」「ブランド」「アイテム」「こだわり」など、最新のバイク界をピュアな目線でレポートする。

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