【リレー式インタビュー】レーシングライダーのSTAY HOME! 山中 琉聖 選手の場合
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、世界的に外出の自粛が要請されており、モータースポーツも延期や中止が相次いでいます。そんななか、本来であればサーキットでの激しいバトルでファンを楽しませてくれるはずだったレーシングライダー達もSTAY HOMEを余儀なくされています。彼らは、いったいどのように自粛期間を過ごしているのでしょうか。
早くMoto3でもいい成績を残したい
日本では39都道府県の緊急事態宣言が解除されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大は終息に向かっているかに見えますが、世界各国では、まだまだ外出禁止などの措置が継続されています。
ロードレース界もレース再開の目処は立たない状況で、多くのサーキットやトレーニングジムも営業を自粛。レースをする場だけでなく、練習やトレーニングをする場も失ったレーシングライダー達は、いったいどのように自粛期間を過ごしているのでしょうか。
リレー方式でインタビューしてみました。5人目は、ロードレース世界選手権 moto3クラスに参戦予定の、山中 琉聖(やまなか りゅうせい)選手です。
●プロフィール
名前:山中 琉聖(やまなか りゅうせい)
生年月日:2001年11月6日
年齢:18歳
出身地:千葉県
血液型:A型
身長:172cm
●レース戦歴
3歳でポケットバイクを始める。
2007年:全日本ポケバイ選手権 優勝
2010年:全日本ポケバイ選手権 優勝
ライフポケバイ選手権 オープンクラス シリーズチャンピオン
茂原MOTOWEST シリーズチャンピオン
2011年:ポケバイと並行してミニバイクを始める
ミニバイク 初レースでデビューウィン
ライフポケバイ選手権 GP1クラス ランキング2位
茂原MOTOWEST シリーズチャンピオン
2014年:CBR150でロードレースにステップアップ
ST150クラス 初レースでデビューウィン
FIMアジアカップ国別対抗の日本代表に選抜 日本大会2位
9月よりGP3(250cc)クラスにステップアップ
2015年:アジアタレントカップ参戦 ランキング15位
2016年:アジアタレントカップ ランキング4位
2017年:アジアタレントカップ ランキング4位
レッドブルルーキーズカップ参戦 ランキング6位
2018年:レッドブルルーキーズカップ ランキング6位
CEVジュニア世界選手権スポット参戦 ベストリザルト8位
2019年:CEVジュニア世界選手権:ランキング5位
――新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、今年はどのレースに参戦予定でしたか?
ロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦予定です。
――通常は、どんなトレーニングをしていますか?
有酸素系のトレーニングやジムでの器具を使った軽い筋トレをしています。
――外出自粛中はどんなトレーニングをしていますか?
ランニングなどの有酸素系のトレーニングや、室内でできる体幹などをやっています。また、チームとビデオ通話をし、色んなレースを見て一緒に勉強しています。
――外出自粛中は、トレーニング以外には主になにをして過ごしていましたか?
普段となるべく生活を変えないようにしたいので、やはりトレーニングが中心ですが、ジムが使えないので少し厳しいです。
――レースができない今、モチベーションをどうやって保っていますか?
前回のカタールのレースがダメダメだったので、次のレースこそもっと前で走るぞって思いでモチベーションを保ってます。
――趣味はなんですか?
スポーツをする事やドライブ、映画を見る事です。
――憧れのライダーは?
憧れのライダーはマルク・マルケス選手です。あの異次元の様な走り見ていると凄く興奮するし、いつかあんな走りをしたいです。
――将来はなにを目指していますか?
MotoGPチャンピオンです。言うのは簡単だけど実際はとても難しい事なので、早くMoto3でもいい成績を残したいです。
【了】