従来の電力源に依存しない電動バイク

　スウェーデンのバイクブランド「CAKE」は、米国デンバーで開催されたアウトドアリテイラーショーで新型電動バイク「Ösa AP」を公開しました。

　サザンアフリカン・ワイルドライフ・カレッジとの密接な協力のもと製作されたÖsa APは、地域の密猟防止パトロールをより効率的に行うために開発されたモデルです。
　
　ディーゼルトラックやヘリコプターによる燃料の供給は、密猟防止パトロールのコストをさらに押し上げ、さらなる公害を引き起こす原因となっていますが、CAKEの密猟防止用電動バイクは、レンジャーがモバイルパワーステーションとソーラーパネルを装備し、太陽からの再生可能な電力でバイクを充電することで、電力網に依存しない、従来の電力源に依存しない運用を可能にします。

　今回の発表に際し、CAKEの創業者兼CEOのStefan Ytterborn氏は次のようにコメントしています。

「クリーンで耐久性、柔軟性に優れ、オフロードでも都市部でも迅速かつ便利な移動手段を提供するために作られた新しいÖsa APは、刺激と責任を兼ね備え、ゼロエミッション社会への旅を加速するために貢献するという当社のミッションを明確に示しています。

　輸送における様々な課題をサポートする当社の電動バイクは、繊細な環境や従来の燃料の供給が不安定な地域でも勝てることが証明されています」。

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　2021年にはイタリア・ミラノで開催されたバイクの見本市「EICMA」でwork seriesを発表するなどモデル拡充を続けるCAKEが今後どのような車両を登場させるのか気になるところです。