中国道「社PA」で出会ったご当地ラーメン 甘いスープがクセになる!? バイクで行く高速道路グルメ
兵庫県北播磨地域には「甘いスープ」が特徴のご当地ラーメンがあるそうです。ツーリング中に中国自動車道「社(やしろ)PA」(下り)に立ち寄ったところ、その味を体験することができました。
甘いスープは初の味、ご当地グルメが高速道路でも楽しめる
ツーリング途中で兵庫県加東市に位置する中国自動車道「社(やしろ)PA」(下り)に立ち寄ったところ、この地域のご当地ラーメンが大々的にアピールされていました。食堂も売店も「播州(ばんしゅう)ラーメン」一色です。
建物入口にはかなり目立つ看板があり、そこに「播州ラーメン」の特徴が書かれていました。それによると、織物工場で働く若い女性工員の口に合うようにと、甘いスープが生まれたそうです。PA内の「ラーメン処・やしろ」が提供する「播州ラーメン」は、生姜を効かせることでしつこくならないように仕立てているようです。
オーダーしたのは「播州ラーメンミニチャーシュー丼セット」(880円)です。出来上がりを見て驚いたのは、チャーシューが想像以上に大量だったこと。丼もラーメンも、チャーシューが器からはみ出ています。しかし薄くスライスされたチャーシューは、多過ぎて食べられなくなる心配は無用でした。
肝心のラーメンのスープは、確かに甘い! 正直、好みが分かれるところだと思いましたが、先のとおり生姜をアクセントとしているので、しつこい甘さではありませんでした。味もさることながら、美しく並べられたチャーシューやネギの緑、やや透き通ったスープなど、視覚でも楽しませてくれるメニューだと感じました。
食後に売店を覗いてまたびっくり。播州ラーメンを全面に押し出した陳列で、袋麺や兵庫県西エリアで有名な「らーめん八角」、「あまくち醤油麺」のカップ麺などが販売されていました。よく見ると「尾道らーめん」などもあり、まさにラーメン推しのPAだったのです。
せっかくなので、お土産にご当地カップ麺などを購入。巨大なSA(サービスエリア)に比べるとコンパクトなPA(パーキングエリア)ですが、ご当地ならではのグルメを楽しみ、満足できるツーリング休憩となりました。