お猿さんのように身軽で楽しい! 進化したホンダのモンキー125に乗ってみた〜夜道雪のちょっと寄り道〜

人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第16回目では、大人気となっている原付二種のレジャーバイク、ホンダのモンキー125に乗ってみました!

遊園地のメリーゴーランドだったモンキーに、叶わぬ夢を託したい!

 お前ら夜道に気をつけろ!どうも夜道雪です!

 今回はホンダの超有名なお猿さん!

 モンキーの125ccモデルでちょっと寄り道していきます! モンキー自体、人生で初めて乗るので、試乗前からすでにウッキウキです! 猿だけにね!

ホンダの原付二種レジャーバイク「モンキー125」に乗ってみました
ホンダの原付二種レジャーバイク「モンキー125」に乗ってみました

 はい、それはさておき、みなさんは多摩テックをご存知ですか?

 多摩テックは1961年〜2009年まで営業していたホンダのモビリティ遊園地! モータースポーツをテーマにしているモビリティのユートピア! 通称モートピア!

 閉園した2009年ですら、当時私はまだ8歳…。小さな頃から乗り物が大好きだった私。

「きっと多摩テックに遊びにいったら一生忘れられない思い出になったんだろうなぁ…。行ってみたかったな…」

 と、一度も入園したことのない多摩テックに恋焦がれ…思いが止まらず…。

 ついに先日、多摩テックの跡地まで走りに行きましたよ! 当然中には入れないので周りをウロウロするだけなのですが…。

 その日以来、さらに私の「多摩テックに行ってみたい!」という叶わぬ夢への思いが強くなりました。そして多摩テックについてさらに調べていくとこんな面白い記事が!

1962年5月に多摩テックでZ100が一般公開された
1962年5月に多摩テックでZ100が一般公開された

「モンキーはもともと多摩テックのメリーゴーランドだった!」

 えー! そうなの! 全然知らなかった!
 まだ運転できない子供でもバイクに親しめるように設計されたそう!
 モンキーの歴史ってすごい!

 1961年に遊具だったバイクが、公道で走れるバイクにもなって世代交代もしながら60年以上も愛されている…! 感動しましたよ!

60年以上も愛されるモンキーに早速乗っていこう!
60年以上も愛されるモンキーに早速乗っていこう!

 ってことは? てことは?

 モンキーに乗れば実質、多摩テックのメリーゴーランドに乗ったようなもんじゃね!?
という事で早速モンキー乗っていこう! うっきー!

大きくなってもやっぱりモンキー! イメージを受け継ぐ見た目と身軽な走りが楽しい‼︎

 モンキーといえば50ccで小ちゃくて、トコトコと走るカスタム性の高いバイクってイメージがあったから…。125ccのモンキーってどんな感じなんだろう!? 実はまだ125ccになってから、しっかり触れ合ったことがなかったのです。125って数値だと心なしかモンキーらしさが減ってしまうような気がするけどな〜。

先代のモンキーをそのまま大きくした感じに見える
先代のモンキーをそのまま大きくした感じに見える

 さっそく実物を見ていきましょう!

 おお!? これはめちゃくちゃモンキーじゃないか!
 みんなの頭の中にあるモンキーをそのまま大きくしたって感じでとっても嬉しい!
 排気量はアップしてもちゃんと先代のモンキーらしさ満点で、ホンダさんわかってるなーって感じ!

 50ccのモンキーは小さくて可愛かったけれど、サイズが一回り大きくなるとたくましくなってヤンチャっぽさもある気がします!

装備されたアップマフラーがモンキーらしさを際立たせている
装備されたアップマフラーがモンキーらしさを際立たせている

 先代モンキーが持っていた可愛らしさと、最新モンキーのヤンチャっぽさが良い具合でマッチしている感じ!

 アップマフラーがこれぞモンキー! という感じで最高…!

爽やかなブルーのサスペンションもお気に入り
爽やかなブルーのサスペンションもお気に入り

 個人的には爽やかなブルーのサスペンションがオシャレで気に入りました!

 タックロールのシートは分厚くて、しっとりもっちりしていて座り心地が最高!
 分厚いシートだけれど足着きは全然悪く無いし、車体自体とっても軽いから、私より背の低い人でもちょっとやそっとじゃ立ちゴケもしなさそう!

シート高は776mmで問題なく両足が地面に接地します
シート高は776mmで問題なく両足が地面に接地します

 モンキーは小さくて軽くて扱いやすいっていうのがアイデンティティの一つだと思うの。
 だから、「僕は大きくなったけれどモンキーだよ! 今も変わらず乗りやすいんだよ!」って言ってくれているような気がする!

 走り心地は……。

乗り手を選ばず意のままに自然体で走らせてくれる
乗り手を選ばず意のままに自然体で走らせてくれる

「うおおお!これぞホンダのバイクだああ!」
 と思いました。

 嫌なクセがなく、不快感なく、自分の思うままに自然体で走らせてくれる感じ!
 中回転までいくとホントにスイスイと走るし、車体の軽さもあいまって進むも曲がるも停まるもひょいひょいっと言う感じ。

 お猿さんが軽々と木を登って移動していくような身軽さがモンキーにもあります。

 しかも5速ミッションは走りたい人にとっては結構嬉しい! よりスポーティなモンキーも味わえるようになっています。

ギアを変えるたびに操作している感覚が味わえるのが好き
ギアを変えるたびに操作している感覚が味わえるのが好き

 それに、小型バイクならではのギアをガチャガチャする…この操縦してる感じが私は大好き! バイクに乗ってるなーという気持ちにさせてくれるから!

 定員1人で積載性はほぼないケド…。
 排気量もパワーアップで5速ミッションに進化したモンキーだからこそ味わえる、バイクそのものの走りの楽しさを感じられるハズ!

 全体的な車重も軽いのが、走りで体感できます。ハンドリングも軽くてヒラヒラと舞うような走り心地。もう他のバイクには乗れなくなるような快適さです!

ハンドリングも軽くてヒラヒラと舞うような走り心地
ハンドリングも軽くてヒラヒラと舞うような走り心地

 そして当然ながら燃費もめちゃくちゃ良いの!
 試乗し終わった後は、減った分のガソリンを満タンまで給油するんだけど、たったの数百円でビックリしちゃった!

 調べたらたくさんカスタムパーツが販売されてるみたいなので、自分好みの一台を作ったりして、ながーくながーくモンキーライフを楽しめそう♪

 街乗りには十分なサイズ感と高燃費、スポーツ性もアップ! いつまでも走り続けたくなる愛嬌あるデザインとパーツの豊富さ。

<<デカモンキーくんまとめ>>

・排気量アップしても愛嬌そのまま♡
・Hondaらしい快適な走行性能!
・5速ミッションの操作がより楽しい!
・カスタム性や燃費が良く、長く乗る相棒を探してる人にピッタリ!

願い歴史を持つモンキーを我が家に向かい入れてみたくなる
願い歴史を持つモンキーを我が家に向かい入れてみたくなる

 長い歴史を持つ、この一台、
 いや、この1匹を迎え入れてみてはいかがですか?

■Honda Monkey125(モンキー125)
全長×全幅×全高:1,710×755×1,030mm
軸距:1,145mm
最低地上高:175mm
シート高:776mm
車両重量:104kg
乗車定員:1
最小回転半径:1.9m
エンジンタイプ:空冷4ストローク OHC単気筒
総排気量:123cc
内径×行程:50.0×63.1mm
圧縮比:10.0
最高出力:6.9kW(9.4PS) / 6,750rpm
最大トルク:11N・m(1.1kgf・m) / 5,500rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:5.6L
タイヤ:前120/80-12 65J、後130/80-12 69J
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク(ABS)、後 油圧式ディスク
懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式
フレーム形式:バックボーン

■メーカー希望小売価格:44万円(税込)

夜道 雪❄️

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